カイツブリ雛・物語
川越伊佐沼です。
カイツブリの雛がかえって親の後をついてまわっています。
もう親の背中に乗るには大き過ぎます。
↓ この親は二羽の雛を連れていました。
ところが、雛の二羽は明らかに大きさが違います。
大きな方をお兄さん、小さな方を弟としましょう。
どちらも親からの餌を競い合って食べるのですが、
この兄弟はちょっと違います。
弟が親元に近づこうとすると、兄は弟に激しく襲い掛かり
弟を追い出してしまうのです。
👈左兄。👉右弟 ↓
ほとんどの親の餌を兄が独占。
まるで、醜いアヒルの子の物語を地で見るようです。↓
↓ 兄:お母さん早く頂戴
↓ 弟は近づけず離れて見ています。
親子は沖の方に行ってしまったのでしばらく別のものを撮って、
帰る時、気になりもう一度見に行きました。
親が潜った時、どこに浮き上がるかは検討がつきません。
再び行った時は親が弟の雛の近くに浮上。餌にありつけました。
大きな魚です。兄が急いで近づいてきます。↓
↓ 呑んじゃったもんね。
一緒に見ていたもうひとりのカメラマンも
ようやく胸をなで降ろしました。
水鳥の世界も、小っちゃくてかわいいだけじゃない。
生きていく苦労は人間以上かも。
カイツブリ物語でした。