秩父・セツブンソウ(1)
「行ってみようか」。
朝飯はコンビニでも良いから。
前日から話題になっていた秩父のセツブンソウ。
カミさんが言い出したのだ。
びっくりポンだ。
この一年以上カミさんから言い出したことはない言葉だ。
通院でも朝が、朝がと医者に言っているカミさん。
こうなったら何が何でも行くしかない。
朝食だってしっかり食べて、
レッツゴー。
桜で言えば7~8分咲だ。
一番良い。
はいつくばってマクロで撮っている人も多かったが、
私は全然アップを狙う気がせず、
来られた喜びの感慨にふけるように、
ひたすらたたずまいばかりにカメラを向けていた。
一つだけこちらを向いていた、ザセンソウ。↓
↓ 「四姉妹」
ようやく、マクロに持ち替えて。
今日は思いがけずに季節ものにピタリはまって来られて満足した。
それもカミさんの思いがけない一言からだった。
私は運転中よく歌を歌うが、帰りの車で、
久保田早紀の「異邦人」のイントロが
突然口をついて出た。
口に出してから何でこの歌が出たのか自分で驚いた。
でもこのイントロとテンポは、私の気持ちにふさわしいものだった。
一杯撮ったから明日も続きます。