”辰野町”
まずカミさんの実家へ。
実家の義兄はこの日、用事で留守するので、
お米は近くの二番目の義兄の家に預けておくからと。
義兄の家の玄関先からの風景。
懐かしい景色だ。このぐらいの雪の量が故郷の冬だった。
私は古希も過ぎ、18までしか信州で暮らさなかったのに。
古いアルバムを見るように、景色に吸い込まれていく。
この空港の正式な呼び名は、”信州まつもと空港”
松本には、一番下の義弟と、一番上の義姉が居る。
昨年秋の兄弟会旅行の写真をまとめたものを配りながらの訪問だ。
義弟が、雪が積もった松本空港も良いものだというので案内してもらった。
良くウォーキングに来る場所だという。
いつもは近くを通過するだけで中は見たことがなかった。
滑走路の端に展望台があって、正面から飛行機が撮れる。
発着時刻の看板が出ている。親切。
時間を見たら13時45分。
あと2分だ。
色めき立ったが、よく見たらここを飛び立った飛行機が
北海道、札幌への到着時間だった。
次は午後4時30分。待てない。
”御宝田のコハクチョウ”(カミサン作マーク)
物事は予定どうりには行かないもの。
上の義姉の家はさっとと言うわけにはいかなかった。
三時半には現地に着いていたかったが、
お暇したのが三時半は裕に回っていた。
四時になったらコハクチョウはほとんど帰り終えてしまう。
そんな時に限って走行中に携帯が。
ますます遅れて4時を過ぎての到着。
北アルプスをバックに、夕日に照らされたコハクチョウのはずでしたが、
夕日はおろか、アルプスは雲に覆われて存在すら分からず。
雪が風に乗ってきます。
手振れ補正付きズームのカミさんはどうにか手持ちで。
補正ナシ単焦点の私はがっちり三脚で。
もう帰るコハクチョウはいないと思っていたら、最後の一組が帰ってきました。16時28分。
”マガン”
低く飛んでくるカモに反射的にカメラを向けて、撮ってからびっくり。
カモにしては少し大きいなと思っていたら、マガンでした。
ここでお会いできるとは。
着水後、遊水地の対岸に張り付いてお食事、ほとんど正面を向いてくれません。
ここに着いた時、すでに撮影時間は終わったと、
車を出る時、手袋無しでレンズを持って出たのがいけなかった。
ハクチョウがこっちを向くまで、手が冷たくて待っていられません。
今日は安曇野に泊まり、明日の午前中もう一度コハクチョウを狙い、午後は諏訪湖のオオワシ狙いの予定です。
1月19日、朝6時10分過ぎ。
もっと早く出ようとしていたのに、寒くて体がてきぱきしない。
これからもっと寒い信州へ行くのだからしっかりしなくちゃ。
月齢28日の月が東の空に出ている。
家を出てちょうど一時間で初狩PAに着く。
富士の日の出を一枚撮ってから朝食に。
諏訪湖に着いたら、まずオオワシの所在を探すことだ。
これには、鳥を探すのではなくカメラマンを探す。
居た居た。カメラが沖を向いている。
はるかかなたの氷の上にポツンと居る。
今日は自由時間が一時間もない。
帰りの日まで待っててね。
湖畔を車で流しながら、鳥を探していく。
カワアイサはいるがカンムリカイツブリが見かけないな。
横川川河口のコハクチョウの場所に来た。
鳥インフルエンザの関係で、
餌付をセイブしているようで、数は思ったほど多くなかった。