”伊佐沼で”
依頼写真の仕事が終わったら、海を見に行きたいと思っていたが、
なにやかやと用事があって実現してない。
カミさんも来月コーラスの発表会で追込みに入っている。
今日は練習日だ。
困った時の伊佐沼。 春探しに行けば何かあると出かけました。
”仕事を終えての帰路で”
毎年この時期に、小学校の卒業式の写真を撮っている。
こういう仕事を生業とする知人からの依頼でもう何年かやっている。
最初は好きなことの延長位に考えて、見聞も広げたいという気持ちで引き受けたが、
だんだん仕事としての怖さも感じるようになってきた。
今回は初めての学校で、撮り方も違う。
内容は、一人一人の卒業証書の授与の瞬間と、体育館でクラスごとの集合写真。
以前は校長先生と補助の先生の間をぬって舞台に堂々と身をさらしてフラッシュを焚きまくっていた。
今回は授与はフラッシュ禁止。カメラマンは父兄席からは見えない舞台の袖の幕の裏から。
ISOは4000、 F7.1、 1/125秒。 何がいやかって生徒を写す角度が横になることだ。
打ち合わせがあって、予行演習があって、今日が本番。
依頼人からは、目をつぶったり顔がぶれたりの写真が出た場合は、式後に撮り直せの指示。
写真は一瞬というが、おかしなもので一クラスを撮っていると、
生徒のまばたきした瞬間が写っちゃうことがあるのです。
普段は湯水のごとくシャッターを押して良い写真が一枚あれば良い、から
良い写真よりも、一枚も失敗じゃない写真が求められているのです。
卒業生は3クラス120名ほどだ。
カメラを構えて撮り始める、一人に2カット。
最大のピンチが、証書を補充に出てくる先生との交差だ。
予行演習では二度ほどあった。
120名の授与が終わるまで約25分。
この時間じっとシャッターを切り続けているとだんだん肩に来る。
とちるものか、気を抜くな、ガンバれガンバれ、言い聞かせつつ撮り終えた。
ミスも奇跡的になかった。
集合写真は、もしもに備えたひな壇全部を使ってもいっぱい。
お雛様並みの七段、100名を超える集合写真だった。
でもシャッターは何度でも押せるから授与式よりも気分はずっと楽だ。
仕事を終えて今回は全く疲れました。
以前は帰ってからPCですぐ見たが、見る気が出ない。
もう失敗があったかなかったか。失敗がなければ良いのです。
趣味は、趣味のままでですよね。