ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

9月6日 朝市、そして東方三博士礼拝

2009-10-12 | イタリア滞在記
朝からゆっくりと洗濯に精を出していたら…、水をためたり流したりの調節が壊れた、もしかして。。。大家さんに報告するべきか、悩むなあ。そんなこんなで時間をとられ、10時過ぎに外へ出て、途中で忘れ物をして戻って来て昨日買ったサンダルにストッキングはつるつる滑るからそれも脱いで、バス停へ行ったら丁度17番が来たので飛び乗って5分でサンマルコ美術館に着いた。そしたら休みだった。ちっ!また振られたぜ。しょうがないのでその前にあるという美味しいパン屋さんで朝食をと探すが…ない。情報古し!またまたしょうがないので捨て子養育院を見ようと行ってみると、朝市開催中。なかなか盛況な様子。でも、商売ッ気があるようなないような、明らかに手持無沙汰なだんなさんとか、客が商品を手に取って見ても腕組みしたままのおじさんとか、そんなところで試食ってしにくいよね。でもでも、瓶詰めのペーストを買ってしまった!

SS.Annunziata教会に入ると中はかなりゴテゴテ気味。表の広場とアンバランスな感じがする。11時半からの礼拝がはじまっちゃうのでこそこそ退散してきた。

まだ11時半なので、サンダル慣らしのためにゆっくりめに歩いてメディチリッカルディ宮殿へ到着。やっと入れた。しかし、ここはみどりちゃんの言うとおり、見るべきものは礼拝堂にある「東方三博士礼拝」だけ。逆に言うとこれは必見。けれど、この絵の意味するところを理解したうえで見ないことには高い入場料(?7)と思うかもしれない。非常に狭い礼拝堂なので、見学者が5~6人入っただけで息苦しさを感じる。それでもここで15分ぐらいじっくり見た(1階にはこの壁画に描かれている人物を音声解説した部屋がある。言語を選択して指示された場所を示すと音声が流れる仕組み。日本語はなかったと思う)。

そのほかに、この宮殿の印象としては、そこそこ豪華ででも簡素でどこか商人の香りが漂う。とりわけ、寝室(ベッドがあったからそうだと思う)は殺風景でどんよりした気を感じた。もちろん、この宮殿がにぎわいを見せていた当時もこのように調度品も何もなかったわけではあるまいが。中庭の噴水には水もなくいくつかの彫像も掃除が行き届いているとは言い難かった。

日曜の昼にDuomo付近で安くて美味しい店を見つけられる確率はどれくらいだろうか?昨日の昼は簡単に済ませたので、今日はせめてPrimoぐらいは食べたい。何軒くらい探すのだろうか…と思って初めに見た店が、PrimoとSecondoと飲み物で?10と書いてある。本当か?客は結構埋まっているので入ることにする。“Risotto frutta di mare”“Sarsiccia e fagioli”に白ワインを1/4?、これにespressoを加えて?12はお得。メニューも豊富でこれでもうけが出るのか心配だ。Pizzeliaも兼ねているからか、パンが美味しく、生地の下側が少し揚げたようにカリッとしていた。恐らくお父さんと息子(まだ少年だったがまじめに働いていた)が丁寧に接客していた。

ドルチェは食べずに美味しいジェラート屋を探す。途中で教会からパイプオルガンの音がする。誘われるように入ってしばし休憩。こじんまりしていてなんとも落ち着く教会だ。ここは毎夜コンサートをしているようだ。そういえば友だちから教えてもらった事前に教会がここだった。同じ場所を気に入るとは!目当てのジェラート屋「Perche´ no?」はすぐに見つかった。Nocciolaとficoの2種類で?2。美味しい。日本じゃまず無花果のアイスなんてありゃしないからまた来なければ!

でもって、まだ4時。Firenzeの地理もずいぶん頭に入ってきたので、もう少し歩いてみよう。ブランド街のトルナブオーニ通りからアルノ川沿いに右にしばらく行くとオンニサンティ教会がある。これから結婚式があるらしく着飾った人々が中に入って行った。まだまだ陽は高くてアルノ川がまぶしい。気がつけばFirenzeへ来て2週間だ。

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