初期の作品は後期の作品よりも劣るのか？(No.1825)

　シューベルトの作曲時代区分は「学者毎に違う」が現状。器楽系と声楽系で全く違う説を唱えている。

私高本は、「初期　～1819.11」「中期　D678作曲着手1819.11-1825.04」「後期　1825.04 D840着手－最晩年」の３区分説

である。
　器楽曲中心に聴いたり演奏したりしていると勘違いすることがある。それは、本日ブログ標題の通り「初期の作品は後期の作品よりも劣るのか？」と錯覚してしまうことである。

単独歌曲最高傑作「作品１」＝「魔王」は、初期のしかも早めの1815年の作品！

であることを忘れてはならない。
　器楽曲でも、弦楽四重奏曲やピアノソナタに楽しい曲は多い。さらに

生前最大のヒット作＝「悲しみのワルツ」作品９／２　も初期の作品

であることも付け加えておこう。３／２８に佐伯周子が聴かせてくれた　D567+D593/2　も素晴らしい作品である！