詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

閨閥化した特権官僚支配政治とのガチンコ勝負、次の総選挙での争点は-

2009年04月21日 | 政治
日本もまだまだ捨てたもんじゃなく、まだまだ未来は残されてるのかもしれない。
北では青森市長選で反核燃の鹿内ひろしさんが当選とか、南では宝塚市長選で元社民党国会議員の【市民派】中川智子さんが社共の応援で 当選とか。

次の総選挙での争点は以下の5点であるべきだと思う。
(1)天下り禁止
(2)政治資金全面禁止
(3)景気回復のための減税的政策
(4)雇用・失業対策やセイフティネット充実等の国民生活支援
(5)年金問題、かんぽの宿等の徹底解明と責任者の処分

(1)天下り禁止についてはー
従来、天下りの受け皿だった○○法人等をすべて廃止して、そこへ投入されてきた税金十数兆円で新たな未来的プロジェクトを担当する「21世紀国民生活保護省」的な各省庁の上に立って指示を与える新組織を創設して、有能な官僚を活用すべきだと思う。そこでの高給官僚というなら国民も納得することだろう。そこで、以下の(3)(4)(5)についてや、年金問題や自然回復等のあらゆる21世紀の課題についてトータルな政策立案をさせ、各省庁へと指示させるべきと思う。その代わりに、違法行為をする反国民的無能官僚は即クビにできるようにする。

(2)企業献金全面禁止についてはー
相も変わらず冤罪的国策的捜査や法律違反を続ける検察・警察・司法組織の一新と、二度とこのような事を起こさないための、すべての捜査場面の映像化と、調書・証拠等の全面的情報開示の法制化が必要だ。そしてこれらの違法行為の遠因(金による政治支配)になっている企業献金の全面的禁止もまた。
(3)景気回復のための減税的政策についてはー
景気が回復するまで消費税減税をする。食料品分を税額ゼロにするのか、三パーセントに引き下げる。

(4)雇用・失業対策やセイフティネット充実等の国民生活支援についてはー
国・地方レベルでの失業対策事業や雇用創造と同時に、エンデがその遺言で提案したような「老化してゆく通貨」(年毎に通貨価値を減少して最後はゼロになる通貨)による「政府発行紙幣」や県・市町村が発行する「地域通貨」が相応しい。
前者は社会貢献&自然保護&国民購買力増大プロジェクト支援のために、後者は地方商店や地場産業支援のために活用されるべきと思う。

その際に、その中核となるような・・誰もが生活資金援助を受けながらの「技能向上職業訓練施設」を各市町村に作り、その都道府県・国家レベルでの人材育成をする国立&都道府県立「職業訓練大学」建設予算をすべて国が面倒をみるべきだ。
何故ならこれらは、失業者雇用対策のみならず、起業家支援や、地方振興や、國際的支援の人材育成のためでもあるのだから・・そしてこの方向にしかこの国の未来はありえないのだから。

(5)年金問題、かんぽの宿等の徹底解明と責任者の処分の手始めとして、年金基金の株での運用禁止が必要だ。かんぽの宿問題は100%国が株を持つ国有企業なのだから、きちんと国民への説明義務があると思う。

バラード賛歌

2009年04月21日 | 日記
閨閥化した特権官僚支配政治とのガチンコ勝負、最後の戦いの時代なのだと思う。
日本もまだまだ捨てたもんじゃなく、まだまだ未来は残されてるのかもしれない。
北では青森市長選で反核燃の鹿内ひろしさんが当選とか、南では宝塚市長選で元社民党国会議員の【市民派】中川智子さんが社共の応援で 当選とか。

バラードSFを読んで面白いという人間はたぶんありえない
バラードはいつだって意味不明なことを言っていた預言者

例外があるとしたら 多分
彼が原作の映画「太陽の帝国」を
観た人間だけなのかもしれないと思う

バラードの訃報を聞いて
バラードについて検索したけど
ほとんどが 
単に知識として
バラードについて語るサイトばかりだった

バラードこそは
幻視者ディックの後継者だったのだと思う
バラードこそが
20世紀が産んだ
最後の詩人だったのだと思う

我が友ー偉大なSF作家J・G・バラード氏が死去とか・・
僕の映画の師匠マッキーさん(http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/mackychan)のコメントで初めて知ってとても衝撃を受けた。

ディック作品と、ホラーの帝王キングの「バトルランナー」と、バラード作品がもう5年くらいずっと、僕の大好きなSFベスト3。詳しくはーhttp://news.goo.ne.jp/article/reuters/entertainment/JAPAN-375789.html

バラードのSFはとても難解だ。破滅的な未来予言など、誰にとっても身近ではないのだから・・けれども、この世界はいよいよ彼が予言したような世界となりつつある。

僕が最初に、バラード初期のこの世界の破滅を描いたSF群ー「狂風世界」「沈んだ世界」「燃える世界」「結晶世界」等を読んだ時の感想は・・どうしてこうも執拗に世界の終りを描くんだろうかだった。

それから、バラードは現実世界へと少しづつ歩みを進める。僕はこの頃のバラード作品が好きだ。僕が痴呆症で寝たきりになった母の介護をしながら、毎日時速140キロくらいで仕事場へと行き来していた頃に読んだ現代批判のSF群ー「クラッシュ」「コンクリートアイランド」「ハイライズ」・・特に高層建築での階級闘争がテーマの「ハイライズ」は、バラード作品の中では最も読みやすいのではと思う。

彼の自伝的映画「太陽の帝国」はまだ一度しか観ていないので・・できたら映画の師匠マッキーさんの映画評を読んでみたいなと思う。

バラードの自伝映画だと知ってたら、もっと真剣に観たのになとつくづく残念だ。バラードのすべては、この映画の中に隠されているのかもしれないなと思う。

もしも人生が、どこにもないその人間だけの・・図書館・博物館のようなものだと仮定するなら、「太陽の帝国」こそがバラードを理解するためのものであり、ぼくらがぼくらを理解するためのものではないのかと思う。

◆バラード作品についてはーhttp://www.silverboy.com/silverboy/jgb.htm
◆「J・G・バラード インタビュー」はーhttp://www.ltokyo.com/yanasita/works/mags/esq/jgb_int.html
◆正岡正剛の『J・G・バラード「時の声」』はーhttp://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0080.html