詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ビバメヒコ!(2)&中国で爆発的人気の「徳川家康」&日本古代史

2009年04月27日 | Weblog
メキシコでは、可愛らしいものには、○○ジャポンとつけて呼ぶらしい。
ぼくがメキシコで連想するのはへミグウェーと闘牛、そして、先日亡くなった「ER」の原作者マイケル・クライトンの自伝的作品の「インナートラベルズ」(早川文庫)で、クライトン一家家族旅行の最中、メキシコでの先住インディオ一家に会うシーンが忘れられない。

◆ぼくがネット以来漂流を欠かさない加藤教授が現在メキシコ在住とかーhttp://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Home.shtml
◆メキシコ関連ブログで面白かった「メキシコ原色」はーhttp://blogs.yahoo.co.jp/alameda344
◆恐るべきメキシコの車泥棒たちについてはーhttp://techno-and-cigarettes.blogspot.com/
◆メキシコの世界遺産についてはーhttp://4travel.jp/traveler/ptnmexico/

中国で爆発的に読まれてる「徳川家康」とか
特にビジネスマンや女性に人気があるという。数十万部でベストセラーというのに、すでに二百万部以上とか。
すごく矛盾するけど・・家康には人間的魅力を全然感じないけど、最も上司であって欲しいタイプ筆頭かもしれない。

ぼくがもしも首相なら、家康は幹事長か総務大臣にしたい。もっとも信頼できそうなので。楽市楽座で有名な信長は経済産業問題を存分にやって欲しいので、国交省・通産省大臣を。秀吉は口も八丁手も八丁なので外務省大臣を。
幕末の人材ではー
西郷隆盛は防衛省か法務省か警察庁を。彼なら国策捜査・冤罪をなくしてくれそうだ。坂本竜馬は財務省大臣として「政府発行紙幣」「地域通貨」でこの国の景気回復・雇用対策・地方振興の先頭に立ってやって欲しいなと思う。

日本人や日本文化を理解するためには古代史が欠かせない。
そのための前提としてー
(1)明治以前の庶民的で多神教的神道と、明治以降の一神教的な国家神道はまるで違うもの
(2)古代では、神社は先祖霊を祭るところであり、その直系子孫が祭りを執り行わなければ祟られるものだったこと

こう考えると、古代で何故3・4人もの天皇が神に祟られたが説明可能になる。(神に祟られた天皇は、祟神天皇・仲哀天皇・天武天皇と、蘇我氏の祖先霊に祟られた斉明天皇)
そして斉明天皇のような事態を避けるために、たたりそうな人間に「祟」「徳」等のおくり名をつけて祭ったのではないかと思う。聖徳太子、安徳天皇等・・

そしてこれは伊勢神宮の秘密にも迫るものだと思う。壬申の乱の時に、何故天武天皇は、伊勢神宮・熱田神宮のすぐ近くを通ってるのに天照大神を無視したのだろうか?本来なら三種の神器がある神宮で必勝を祈願すべきと誰もが思うのではあるまいか。

天照大神の性格や、その点々とした歴史を考えると、その形態は沖縄の神女儀式や卑弥呼時代の鬼道とそっくり(詳しくは吉野裕子氏の「天皇家のー」や「蛇」参照を)でいながら、思想的には道教とそっくり。

受け継ぐ先祖霊が北極星=太一だったり、その乗る車が北斗七星・南斗七星だったり、出雲・播磨というスサノオに関係ある地の方角重視。
これはスサノオよりも古いヤマタノオロチ氏族の先祖霊継承儀式を受けついでいるのかもしれない。そしてそれを受け継ぐ後継有力氏族がもういなくなっていたと推理できるのでは・・

 群青

2009年04月27日 | 日記
漆黒へと暮れゆく空は
いつだって
見飽きることがない

吹き飛ばされてゆく群雲や
家路へと急ぐカラスさえもが
なんだかこの頃は
とても懐かしい

失明してゆくのは
こんな感じなんだろうか
愛するものたちへの頌歌だけしか
思い出せずになりながら

誰でもいいから 
誰かを
呼びとめられずにいられないこころで
もはや
破壊こそが必要なのだと呟く

色んな青が
空を染めてゆきながら
そのどれも行き着く先は
蒼ざめた群青

色んな青に
溺れそうになり 
染まりながら
今日もまた
誰も待つ人がいない家へと
躓き躓き帰ってゆく

もうすっかり
見飽きちまった
自分の影という分身を引きずりながら

ビバメキシコ!煮凝りの季節もそろそろ終わり

2009年04月27日 | Weblog
メキシコも煮凝りも大好き。
北海道・東北の人ならわかるとおもうけど・・魚を煮付けた汁が、寒さでプルプルのゼリー状態になっててとても美味しい。

それにしてもなんで「豚インフルエンザ」(正確には従来鳥インフルエンザと呼ばれてたものの鳥ルートをカットしたインフルエンザ)がメキシコからなんだべか?
おそるべきインフルエンザウイルスの進化速度だと思う。

つい最近までは、豚から鳥へと感染するけども、豚から人間には感染しなかったインフルエンザウイルスだったのに・・あっという間に豚から人間どころか、人間から人間へも感染するようになってしまった。

ウイルスの進化速度は、人間のそれの数万倍の速度とか。そのために進化を説明する理論(日本人学者の)としては革命的な「ウイルス進化論」が唱えられた。

第一次世界大戦の頃、世界中で数千万人が死んだインフルエンザの香港風邪のような大流行があるのだろうか?
それにしても何故メキシコなのかの理由がさっぱりわからないなー

ビバ、メヒコ!
「戦艦ポチョムキン」監督エイゼンシュタインのメキシコ革命の映画だったろうか・・電信柱毎に首を吊られた死体がある映像に胸が躍った。
中学生の頃に、その全集を読んで以来大好きだったトロツキーの墓(スターリンからの殺し屋にとうとう暗殺された)もメキシコシティーにある。

■パソコンを使ってて読めない漢字に出会った時はー
まず、「アクセサリー」の中の「メモ帳」を開く。該当の、漢字をコピーして「メモ帳」に貼り付け、その「メモ帳」の漢字を選択して、右クリックを。「再変換」というのが出るので、それをクリックすると、正しい読みが出てきます。

朝起きると、雨降りの空から雲雀の鳴き声が・・

2009年04月27日 | 日記
日本人の共通の基層文化はーアニミズムとシャーマニズムではないかと思う。そしてそれはシベリアからアメリカ大陸先住民の文化と共通している。

日本ではほとんどの家系に家紋がある。家紋自体が世界的には珍しい(ヨーロッパ貴族ぐらいでは)上に、その大半が植物というのは特筆すべきだと思う。

この列島先住民のアイヌ民族に共通するトーテム(祖先霊の象徴)は、「柳」(最初のアイヌの背骨がこの木で作られたとか・・)とその神話に述べられている。さらにその上、個々の家系はその他に熊・狼等の先祖霊としての家紋を持っている。

スサノオがこの列島代々の大王系統で、卑弥呼をモデルにして作られたアマテラス系統へ接木されたのではと思う。そう考えないと、何故皇族の先祖が勾玉ということになり、アマテラスとの血縁関係がないのかという説明がつかない。

記紀は意図的にアマテラスと皇族の血縁関係を否定したかったのではないだろうか。子孫以外のものが先祖霊を祭るのは祟られるてしまうので・・そのようにして神に祟られた3・4人ほどの天皇がいたと記紀には書かれている。祟神天皇と仲哀天皇と天武天皇と、蘇我氏の祖先霊に祟られた斉明天皇・・

詳しくはこの古代史サイト「神話探偵団ースサノオを探せ」をーhttp://blog.goo.ne.jp/konanhina/arcv

物部氏は確か、出雲を監視するために島根県の太田市だかに、出雲のすべての武器を管理、駐屯していたと何処かで読んだ記憶がある。古代史で二度滅ぼされた物部氏は銅器時代以来のこの列島の支配者だったのかもしれない。

対馬=津島や、スサノオを海洋交易に従事する倭人ネットワークの中心氏族の代々の名称と考えると、記紀にある新羅や木や紀の国との関係も納得できる。神無月にすべての神が集まるという言い伝えも。

スサノオが最新の鉄剣で、いまだ銅剣だったヤマタノオロチという古い金属加工氏族(これが物部氏か)を討ったことも。
そして、スサノオの鉄剣ではなく、ヤマタノオロチの銅剣が天皇の王位継承の三種の神器になった理由も。たぶんスサノオが王位継承に代々そうしてきたからでは・・

それと、明治以前では代々の天皇中で伊勢神宮を訪れたのが持統天皇と聖武天皇だけだった理由は、天武天皇を祭ってるのではないだろうか?そして持統天皇が自分の子孫たちのためにアマテラスの神格化を図ったのではと思う。

サルタヒコは猿で日枝神社につながり、スサノオが死んだのは伊勢の地なのかも・・津島神社もすぐ近くだし。蘇民将来伝承は伊勢でもとても多いです。一年中その札や家の正面の注連縄を外さないのがとても変わってるなと思う。