詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

[川柳] (11)

2011年09月04日 | 
ぬけぬけと家畜の顔で泥鰌だと/

泥鰌じゃないピラニアだよ「リーダー」は(注:強欲官僚の原稿の読み手)/

泥好きだけで一緒にすんな泥鰌さんと/

団栗の眼卑しき群れ○○○○塾/

泥鰌より金魚の糞がふさわしい/

人災をまた予測不能と言い探す利権/

遠くまで来すぎたかもしれん日本人/

第四間氷河期と人類最古の文化シャーマンとアイヌ神話

2011年09月04日 | 歴史
約二百万年前からの地球寒冷化で、多発するようになった氷河期時代の人類は、意識を持ち始めた子供時代にそっくりなのではと思う。
貧富の差や環境に関わりなく、様々な関係の中で自他の意識が目覚め始め、シャーマンの起源となる夢を見始める。
この世界や自分とは・・と考え始める。

現在の人類史とは違って、氷河期のシベリア~日本にかけてが人類文明発祥の地と思う。その根拠としてはー①気候的にはベーリング海峡が閉ざされていたので寒流南下がなく温暖 ②数万年前のシベリアの旧石器時代遺跡群 ③魔女狩り前のヨーロッパ~日本~新大陸に共通するシャーマン文化

阿部公房『第四間氷期』を読んで以来地球温暖化??四つの大氷河期の間という説はまだ定説なのか?二百万年前からの地球寒冷化で大小氷河期連続し、約一万年前の最後の氷河期後に新旧大陸が分離とか。約50万年前の氷河期で海面が百㍍低い時に日本猿が大陸から。その後の温暖化で列島ができ対馬暖流が流れ始め、大量の雪が降り始める。

アイヌ神話はなんて進化論的なんだろかと思う。
例えば、神さまの蔓のサンダルがリスになったり(植物→動物への進化)、様々な動物が各氏族の先祖だったり(動物→人間への進化)・・神社の神使の多くや、植物家紋が多い日本や、欧米の紋章・家紋もその痕跡と思う。では何故アイヌ全体のトーテムが柳なのか?

新大陸先住インディアンにも、神聖な儀式の前に、ティピー等という柳のテントでサウナの氏族が多いとか。アイヌでは、柳の丸太を踏む事は万病に効き、鮭を殴り殺す際にも神聖なイナウ(日本の御幣)を作る最上の樹も柳・・これはギリシャ・ローマやケルトにも共通する聖樹信仰か?

「共同体」考察(2)ーNPO・NGOから相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」まで

2011年09月04日 | 政治
専門家ではないのであくまでも個人的な意見だけど・・古代の氏族や家は「血縁的共同体」で、国家は「契約的共同体」(法律という契約を国と国民が結ぶ)と分類可能と思う。

それでは、NPO・NGOや、僕がブログ等で何度か提案した相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」(故童話作家エンデが提唱した一定期間毎に貨幣価値を減少させて最後は貨幣価値ゼロに)はどのように分類可能な共同体なのだろうか?

それらは、「個人意志参加的共同体」とでも形容すべきなのではと思う。
どの国や地域でもかつて存在していた仕組みの、(日本以外では現在存在)・・講・結い・無尽(お金をだしあって順番に融資し合う仕組み)のような物があったし、日本では明治以降、それらが銀行にされて、たぶん現在は法律的に認められていないのではと思う。

このような優れた過去の遺産を、新しい形で生かしたのがヨーロッパのNPO・NGO(税金からの支援で社会福祉、社会教育~起業支援、海外支援まで)であり・・
それをさらに未来的な形にしたのが、僕の提案した相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」(減額直前の混乱を避けるための宝くじ機能付き)なのではないのかと思う。

オランダ等のヨーロッパの多くで成功しているNPO・NGOですら、何故日本では一歩も進展しないどころか・・宗教界のように暴力団・カルト等の隠れ蓑や資金源になったりするんだろうか?

民主党政治家の一人が、これらから税金を取る等と言っていたが・・それ以前に肝心なのは、お金と情報のガラス張り化(闇勢力との関係)で、糞と味噌をきちんと分別して、味噌のように地道に社会貢献をやっている組織には、むしろ税金からの援助なのではないのか?
闇勢力に貢献している糞に対しては、国税庁を省にして、財務省から独立させて政治主導にして(検察法務官僚も人事権を法務大臣に与えて)、ビシビシと情報公開や調査・告発をすべきと思う。

共同体の崩壊後、日本の労働環境は世界最悪へと

2011年09月04日 | 政治
「共同体」はとても幅が広い概念で、「家」から「国家」までがひとくくりにされているがその違いは専門書を読んで欲しい。ただどちかといえば・・マルクス・エンゲルスの「原始共同体」を連想する人が多いのかもしれないと思う。

日本についてだけ言えば、明治以降の村落共同体の基礎になっていた「入会地」等の共同所有地(明治以降は国家が収奪して天皇領や地主が強奪)こそが、日本独自の文化や世界でも稀有の豊かさの理由だったのではと思う。

例えば、江戸時代の伊勢神宮への「おかげ参り」等は、水のみ百姓でさえも可能だったこと等がその好例だろう。

家の解体は戦後急速に進んで、今や家は崩壊寸前だ。それを模した「天皇制」同様に、企業での家的制度もまた・・

少し前までは、企業で運動会があったり、国の社会保障制度を肩代わりしていたものが、現在では、国家・企業の収奪があまりにも加重になった結果(税的負担増や社員の非正規化の結果の企業内内部留保や役員報酬高額化)、大企業のほとんどがアメリカ型となってしまった。

失業保険等のもともとの社会保障制度の貧弱さや、労働環境の劣悪化に加えて、このような企業が変質のせいで、日本の労働環境は世界最悪のものとなりつつある。
セクハラ相談件数だけでも、去年一年間に一万数千件とか(ほんの氷山の一角!)。
さらに膨大なパワハラ等も、よほどの証拠が無い限り労働基準監督署ですら受け付けないし・・サービス残業・過労死・不当解雇・パワハラセクハラ等は、ますますこの国では増大しつつある。
国(官僚・政治屋)と大企業(外資、天下り官僚)が栄えて、大多数の国民が貧困層へと追い落されつつある。

泥鰌と金魚と鰻と八目鰻

2011年09月04日 | 思い出
泥鰌好きな僕としては、野田首相の発言は看過できない。確かに泥鰌は泥を好むけど、彼のようにふてぶてしくはない繊細(金魚とは違う野生味たっぷりの)で可愛らしい生き物だ。
野田氏は外見は豚に似ていて、のらりくらりと掴みどころがない上に、様々なご主人様たちの操り人形なので、豚鰻操り人形とでも形容すべきだ。

いやむしろ野田氏は、出来損ないの金魚なのかもと思う物語『金魚撩乱』(岡本かの子)はーhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1279_9311.html
彼は泥鰌のように繊細でも純情でも可愛くもなく、出目金のように人工的な不気味さを感じる。その背後に控える前原・仙谷はさらに一層その印象が強い。
彼らの言動(増税、原発推進、官僚(国家&企業)支配増大、アメリカ言いなりのTPP&米国債買い増し&郵政資産三百兆円の献上)は、発狂しているか、錯乱しているとしか思えない。

泥鰌豆腐(地獄鍋)を一度家でも試したことがー湯豆腐に生きた泥鰌を入れただけで鱈をの方が旨い。鰻よりもはるかに栄養があるという最も簡単な泥鰌料理。唯一のコツは泥鰌が逃げ込み易いように太い箸で多めに穴を開けておくこと。湯豆腐を食べてるようなので、肉食禁止の僧侶(現在は僧や宗教家の方がむしろ肉食セックス等をやりたい放題)が好んで食べてたとか・・

泥鰌というと思い出すのは、岡本かな子『家霊』ーhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/984_19594.html
アイヌ神話で泥鰌とは・・と探したが、鰻についての神話(熊が鮭を採りすぎて不漁だよと神様に願ったら鰻を川に遣わして熊が吃驚仰天とか)しか見つからなかった。

八目鰻は鰻とは全く種類が違う生き物で、東北・北海道の川の特産品。特に眼に良いとか・・さほど美味しいものではないけど、燻製よりも醤油での甘辛煮が好きだ。

泥鰌すくい (泥鰌でも泥鰌すくいだろ操り人形の)

2011年09月04日 | 
海沿いの町へ転校してからは
どこかしら なにもかも
すべてがちぐはぐだった

休みというとほとんど
家まで誘いに来るK君と
釣竿を担いでは海や沼や小川を釣り歩いてた
とくにぼくらのお気に入りは泥鰌すくいだった
いつもぼくが追い込み役で
K君が網を持って待ってる役

M君がどうして釣りに誘いに来たのか
それがうれしかったのか
それとも嫌だったのかは
今ではもうすっかり忘れてしまった
たぶんどっちでもよかったのかもしれない

ぼくはとても物臭だったし
友だちもそれほど欲しいとも思わなかった
誰かに「遊びにこいよ」と言われても
億劫で遊びには行ったことが一度もない

K君の場合は
とても奇麗な彼のお母さんに頼まれたせいかもしれない
「この子は少し知恵遅れなので・・よろしくね」
それはうららかな初夏の堤防の上でのこと
下を見下ろすとガヤ(メバル)が
いっぱい群れ遊んでるのが羨ましかった

時々K君は
すまなそうに頼んできたっけ
「父が泥鰌の蒲焼が大好きで、全部もらってもいいかな?」
「そうなんだ。いいよ」

ある日
泥鰌の顔があんまりにもめんこく見えて
泥鰌の入ったバケツをもらって
泥鰌たちを
湧き水が吹きだす小さな泉へと放ちやったことがある

”水清ければ魚棲まず”なのか
翌日にはみんな
腹を浮かべて死んでしまっていた
それ以来
泥鰌をとる気がしなくなってしまった

泥鰌すくいなら
いまでもまだ自信があるけど
それ以来
泥鰌すくいはやったことがない


注:泥鰌というと思い出すのは岡本かなこ『家霊』ー「ここ」
アイヌ神話に泥鰌は・・と探したが鰻についての神話だけ(熊が鮭を採りすぎて不漁だよと神様に願ったら鰻を川に遣わして熊がそれを見て吃驚仰天!)



フェチとアイヌ民族についてー

2011年09月04日 | 物語
昨日はバチュラーの『アイヌの伝承と民族』(安田一郎訳)を読み出したら止まらなくなって、もうこんな時間。二段組の本は倍時間がかかる。そろそろ寝ないと・・

このバチュラー博士の養女になったアイヌ民族の歌人バチュラー八重子についての検索が不調だったので、面白い内容が多い『アイヌ資料蔵』はー「ここ」

フェチについてーもともとポルトガル語らしい。鹿とトナカイは人間の尿フェチで、オシッコに寄ってくるので簡単に捕まえられるんだとか。犬が狼から家畜化したのも、人間の肛門フェチだったからではと思う。大麻の原料の麻は、数千年前の縄文時代からずっと網や衣服に利用してきたと読んだ気がするけど