詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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詩と辛らつ日記を・・

イラク平和テレビ局in Japan : バーニー・サンダースを米国大統領に

2020年03月01日 | 世界
イラク平和テレビ局メールマガジン
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イラク平和テレビ局in Japan インターネット登録者向け
「イラク平和テレビ局 メールマガジン」vol.647                202
0. 2.29
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##このメールマガジンは、イラク平和テレビ局in Japanのインターネット登録者の皆様への情報サービスの一環としてお送りしています。##
※イラク平和テレビ局メールマガジンvol.647をお届けします。
目次-------------------------------------------------------------------------
【1】2020年2月22日配信:市民を撃ち殺す政府はいらない-イラク市民の要求

【2】バーニーがニューハンプシャー州で勝利
DSA(アメリカ民主主義的社会主義者) 2020年2月11日
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【1】2020年2月29日配信:バーニー・サンダースを米国大統領に
-DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)の選挙闘争-
★2012年2月、米国民主党の大統領候補予備選で民主主義的社会主義者のバーニー・
サンダースが勝利を重ねています。
サンダースはメディケア・フォー・オール(国民皆保険)、公立大学の授業料無償化、グリーン・ニューディール、富裕層への増税など社会主義的な政策を掲げ支持を伸ばしています。

☆これを支えるのがDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)の展開する全戸戸別訪問を中心とする選挙戦です。
今回は社会主義者バーニー・サンダースの大統領当選を目指すDSAの選挙運動映像をまとめました。

 ◆2月12日、バーニー・サンダースはニューハンプシャー州での予備選挙に勝利することで民主党大統領選挙予備選でトップに躍り出ました。冒頭の映像はその時の彼の勝利演説です。

 ◇バーニー・サンダースは演説の初めの方で「何千人もの選挙ボランティアに感謝」すると発言します。
「雨でも雪でも寒くてもドアをノックした」という選挙運動の全戸戸別訪問、ドア・ノッカーズの闘いこそがこの勝利を勝ち取ったのです。
そしてこう宣言します。
「ニューハンプシャーの勝利はドナルド・トランプの終わりの始まりだ」と。

 ●続いてバーニー・サンダースの選挙運動を担うDSAのメンバーとその活動が紹介されていきます。
若い看護学校の学生は「人間を尊重する医療制度の看護師になりたい」「企業の利潤優先でなく」とメディケア・フォー・オールに熱い期待を語ります。

 ◎組合活動家は「バーニーはずっと労働者の味方です」「人種差別と外国人排斥にずっと反対している」と訴えます。
サンダースは「労働者階級のために街頭に出て闘う私たちと同じ」なのです。

 ★あるDSAメンバーはバーニー・サンダースの選挙運動によって「より良い社会に変えられる」「世界を変えることができる」と確信を語ります。

 ☆カリフォルニア州DSAイーストベイ支部(サンフランシスコ湾東岸地域)ではメディケア・フォー・オール(国民皆保険)の全戸戸別訪問活動を報告しています。
その実現には「全戸訪問はすべての人を説得する一番効果的な方法です」と明言します。

 ◆DSAのメンバーは「世界を破壊する億万長者や石油王から私たちの生活を取り戻し未来を全ての人の手に入れます」と断言します。
そして「あなたはまさに革命の時代に生まれたのですこの運動に参加しましょう」と呼びかけます。

 ◇現在DSAはバーニー・サンダース大統領実現の選挙戦を大きく進める中で、新しいメンバーを次々に獲得しています。
この活動こそが社会変革の展望であることを明確に示してくれています。

 ●DSAの活動に学び、あなたも、全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が取り組んでいる全戸訪問活動で安倍内閣を倒し憲法9条改悪を阻止する闘いを作り上げていきましょう。

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【2】2月速報:組織すれば勝てる
マリア[・スバートDSA全国事務局長]2020年2月11日
https://www.dsausa.org/news/february-dispatch-we-can-win-if-we-organize/
 私がこの文章を書いているのは、何千人ものDSA[アメリカ民主主義的社会主義者]会員が、ニューハンプシャー州か他の大統領予備選挙の州で投票推進の全戸訪問をしているか、全米のボランティアとして投票呼びかけの電話コールをしている時である。
さらに一層多くの会員が自分たちの支部を通じてバーニーの独自費用活動の一環として地域で全戸訪問をしている。
他の会員たちはメディケア・フォー・オールや労働組合や移民の権利や、民衆の力や、借家人の権利や他の運動を推進している。
そして学生支部は今週末に集まって、今春とそれ以後にバーニーを支持しカレッジ・フォー・オール[大学学費無償化]を実現するためのキャンパスの活動をどのように強化するかの討議を行う。

 DSAは、我々が暗黒の時代にいるにもかかわらず労働者階級の力を築きつつある。
人種差別主義による個人間の暴力が増加し、コロナウィルスに反応して、アジア系の人々をコロナウィルスの保菌者だとして攻撃するために昔からの比喩を復活させている。
トランプは政治的な敵対者を追放し、フードスタンプ[生活保護者に対する食糧配給券]やメディケア[高齢者向け医療保険制度]やメディケイド[低所得者向け医療保障制度]のような人々が頼っている公共事業を大幅に削減し続けている。
移民税関捜査局[ICE]ははるかに恥知らずになっている-最近、制服もバッジも逮捕令状も持たずに街角から離れたところで誰かを捕まえているICEの係官を見て仲裁に入った誰かの顔面を銃撃したのである。
そして我々の社会保障を削減し公立学校を民営化したい同じウォール街の民主党は、元共和党員の億万長者が民主党の大統領指名を買い取る道を開きつつある。

 我々が労働者階級の力を築いているのは、我々がいる時代の故であり、我々には選択肢がないからである。

 しかしまた、この危険な時期は一つの好機でもあるからである。
我々は自分の目を目的に-真の民主的で自由な社会への変革だ-に向けているのであり、我々はそこに行きつく唯一の道はバーニーの背後にいるような大衆運動であることを知っている。
起こっていることは目の覚めるようなことだ。
その体制の準備ができているのではない-それはわかっていた。しかし、我々は勝利する力を持っていることは知っていたのである。

 DSAが根本問題を目指すための活動を進めているのは、我々は買収されないからだ。労働者階級の組織として我々が独立を維持しているのは、我々は自己資金を作っているからだ。
我々は巨額の資金を失う心配をせずに何がなされることが必要なのかについて民主的な決定を行うことができる。

 そして我々のサンダースを支持する活動、すなわち運動の民主主義的社会主義の一翼を築いて彼をホワイトハウスに入れる活動は、将来の我々も強化するだろう。
我々はサンダースを助けて戦争屋たちが権力を握った手を維持しようとする共和党、民主党の両党の少数独裁政治家たちをサンダースが払いのける手助けをするだろう。
我々は誰もが尊厳と安心をもって暮らす社会、わずかな食い扶持ではなく自らの労働の果実を支配する社会、ただの飢餓の自由ではなく、言論の自由と余暇の自由のある社会を築くだろう。
メディケア・フォー・オールはその始まりに過ぎない。

 私が希望を持っているのは、過去1週間にDSAに加盟した非常に多くの人たちや我々の運動を作り続けている人々が希望を抱くのと同様である。
我々の戦いはバーニーの戦いであり、バーニーは変革を切望し立ち上がる用意ができているかつてなかった多人種の労働者階級の基盤を動員しつつある。
アイオワ州から始まった本当の物語とは、バーニーが組合活動家や日常の地域の住民や職場の指導者の助けを受けて、全世界からやってきた移民と難民を、黒人やヒスパニックや白人の労働者と団結させたことである。
権力を握る連中は恐怖と混乱によって我々を分断しようとするだろうが、我々に必要なのは一致団結して反撃することだけだ。
一緒にやれば、これは可能だ。

マリア

DSAバーニー支持最新情報
 我々のバーニー・サンダースを支持する選挙運動が勝利しつつあるのは、現場に出て他の誰でもを組織化したからである。
しかし我々は、億万長者と民主党のエリートが彼らのできるあらゆることを我々の運動に投げ込んでバーニーの大統領候補指名を否定しようとすることを知っている。
 このために、DSA会員はまさに今、可能な限りのあらゆるバーニー支持者を自らの州の選挙日に投票に行かせるために、有権者獲得の準備をしているのである。
我々の選挙に誘おう。トレーニングの呼びかけの記録と選挙に誘う他の資料をチェックして、あなたの支部が確実にこの厳しい選挙の最後の広がりの準備ができるようにしよう。

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  発行:毎週土曜日 発行元:イラク平和テレビ局in Japan 事務局
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コロナ対策 : 長野県池田町の竹内教育長の文章ーその思いと姿勢

2020年03月01日 | 犯罪
みなさんへ
愛媛の高井弘之です。
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【長野県池田町の竹内教育長の文章ーその思いと姿勢ー】

大日本帝国下の「国家による強権統制」学校教育制度の総括ー反省に立つ戦後の教育制度の基本は、周知のように、「教育の自治」である。

そしてその「教育の自治」ーー「自治体教育行政」を担うのは、本来、首長・一般行政機関ではなく、そこから独立した(教育行政機関たる)教育委員会である。

このことを踏まえるとき、首相・安倍の行為が何であるかは語るまでもないが、これに抵抗して、自治体独自の方針を決め、実行するのも、(いま、その多くがそうであるところの)自治体首長ではなく、本来、教育委員会のはずである。

ここから見るとき、下記の、国の「上意下達」にそのまま従うことなく、また、町とも一線を画して、「当事者である子ども、保護者、教師の立場に立った・・判断をしようと考え」、実行しようとしている長野県池田町の竹内教育長の姿勢はとても重要かつ貴重だと思う。当面の具体的施策としては、少なくない休校日を設ける形になってはいるけれども、下記の文章に表された彼の姿勢や思いから、多くの大切なことを考えさせられるのではないかと思う。

全体としてとても長くなってしまいますが、
まず、大日本帝国下の学校教育を反省ー総括した「戦後教育」出発時の文書(『教育基本法の解説』)を紹介した後で、上の竹内教育長の文章を紹介したいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・

「わが国では、明治5年に学制をしき、全国の教育制度を統一するとともに、教育行政上の権能を中央政府に総括する主義を確立した。・・・しかしながらこの制度は、地方の実情に即する教育の発達を困難ならしめるとともに、教育者の創意とくふうを阻害し、ため
に教育は画一的形式的に流れざるをえなかった。又この制度の精神及びこの制度は、教育行政が教育内容の面にまで立ち入った干渉をなすことを可能にし、遂に時代の政治力に屈して、極端な国家主義的又は国家主義的イデオロギーによる教育・思想・学問の統制さえ容易に行なわれるに至らしめた制度であった。」(『教育基本法の解説』ーー教育基本法の立案をした当事者らがその「立法者意思」を明らかにしたもの)
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【長野県池田町の竹内教育長の文章】
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新型コロナウィルス対策への対応について(私の思い)
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長文ですが最後までお読みいただけると幸いです。
今回、全国の自治体で様々な対応が検討され決断されていますが、決して表面的な通知文面だけで判断することなく、地元のみなさんには、そこに至る背景やプロセスに関心を持っていただきたいと思います。

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27日の首相発言を受けて、昨日28日はまさに日本全国が「振り回された一日」だったと、率直に私は感じています。

WHO(世界保健機関)が「新型コロナウイルス感染の危険性が世界的に非常に高い状況」だと宣言している以上、子どもはじめとする町民の健康を最優先に考える町として、できることはなんでもやるという姿勢は不可欠です。

しかし、こと教育行政においてはこれまでも強く感じてきたことですが、子どもたちや教育現場に一番遠いところにいる国が決めたことについて上意下達(妄信的)に従ったほうがいい、といったような風潮(文科省のみなさんはそうしたいとは全く思ってないと察しますが・・・。特に今回)に対して、激しい違和感を感じるのは私だけではないと思います。

「悪法もまた法なり」というソクラテスの言葉の通り、法治国家である以上、為政者が示した方針が、時に国民の大多数の意にそぐわないものだとしても従うのは行政の宿命であり、その構造自体を否定するつもりはありません。

私としてはそんなことを密かに胸に抱きつつ、池田町及び池田町教育委員会として以下の判断をいたしました。

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【町内小中学校の臨時休校について】
池田町は国や県が示した「3月2日(月)から春休みまで臨時休校したほうがいい」という要請に対して「2日間ずらして4日(水)~17日(火)までの平日10日を含む14日間」を臨時休校(休業)といたしました。

昨夜のニュースでは県内77市町村のうち、65市町村が国が示した2日から休校とする判断をしたということを知って正直驚きましたが、それぞれのご判断は各自治体の事情やお考えによるものなので尊重するとして、池田町教育長としては、来週月、火の「2日間を登校日とする」意義を以下のように考えました。

◆まず一つ目は「子どもたちに少しでも気持ちの準備をさせてあげたかった」ということです。
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普通に考えてみていただきたいのですが、大人の私たちだって「明日から会社こなくていいよ」といきなり言われたら少なからず動揺しますよね?(バブル世代としてはとっても現実味がある話です・・・)

今回の判断がもし年度初めや夏休み前とかだったら、後でいくらでも取り返しつくだろうと、さほど焦らないかもしれませんが、年度末ギリギリの3月において突然「学校は明日でおしまいです」と言われた子どもたちの気持ちを想像するに、国に言われるがまま「月曜から休め」とは、私はとても言いたくありませんでした。

特に卒業間近の小学6年生や中学3年生にとっては「ということで、残念ですが、君たちの学校生活は今日が最後になってしまいました。」などと、とても大切な事を「最後の登校日」の朝に突然言い渡されて、それに反発もできずに、自分の気持ちを無理やり納得させるしかない、そんな子どもたちの気持ちはあまりに切ないと思いました。

その一つだけをもってしても、私は2日から休校とする合理的理由を全く見出せませんでしたし、むしろ1日でも2日でもいいから、子どもたち自身に気持ちを整理する時間を作ってあげたいと考えました。(余談ですが、小学校時、教科書で読んだ「最後の授業」(アルフォンス・ドーデ)を思いました・・・)

◆2つ目は学校現場の先生方にとっても2日からの休校は乱暴すぎると考えたからです。
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私は池田町の小中3人の校長先生方に全幅の信頼を置いています。常に子どもたちの立場に立って考え決断し、子どもたちのために最善の環境づくりに尽力いただいている校長先生方と一緒にこの難局を乗り越えるために、その思いや考えを最大限尊重した決断をしたい、むしろ決断すべきだと考えました。

もし「2日から休校にする」と町と教育委員会が一方的に決めた場合、子どもたち同様に、現場の先生方にとっても28日が否応もなく年度最後の一日になってしまいます。前日までは予定通り、残された年度末の大切な一日一日を子どもたちと一緒に過ごそう、少しでも楽しい思い出作りをしようと考えていらっしゃったと思います。それなのに、遠い国が出した方針によって、それに対して現場からの思いや意見を表明する間も無く「ということで、今日一日で2週間分の仕事全部終わらせて!」なんてことを当日の朝指示することは、教師として矜持を持って仕事に臨んでいただいている先生方に対してあまりに失礼だし、その役目をお願いする校長先生に大変申し訳ないと考えました。(ここでもまた「最後の授業」のシーンが頭に浮かびます・・・)

実際に2日から休校にするという判断をした自治体では、現場の先生方は今日明日の土日も当然出勤です。それもまた理不尽だと私は感じましたし、教育長としてやはり「2日から休校にすべき」という合理的な理由は全く見つけることができませんでした。4日から休校という判断は、3人の校長先生たちのお考えをしっかり伺った上で私が判断い
たしました。

◆3つ目は保護者のみなさんにとってもやはり仕事の調整等の準備期間が最低限必要だろうと考えたからです。
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今やほとんどの保護者が働いています。27日の報道を知った保護者のみなさんは28日の朝まで、本当に眠れないくらい心がざわついたと想像します。
当然「2日から学校が休みになったら仕事をどうやって休もう」とか「休めないときに子どもを家に一人で置いておいて大丈夫だろうか」とか、様々な場面を想定しながら不安が増すばかりだったと思います。
今回の休校要請は子どもたちだけの問題でなく、むしろ保護者の方に実質的でより大きな影響がでるものと考えています。

子どもや先生同様に、保護者にとっても2日からの休校という判断はあまりに乱暴であり、「なぜ2日から無理にでも休校にしなければならないのか」と、もし保護者に尋ねられたら「いやあ、国や県がそうしろと言ってるので・・・」という以外の答えは私には思い浮かびませんでした。
それは私の信条として死んでも言いたくない言葉ですので、池田町としてできる限り当事者である子ども、保護者、教師の立場に立った、可能な限りデメリットが少ない現実的な判断をしようと考えました。

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小中学校の臨時休校と併せて、以下の通り、いくつかの判断をいたしました。
①期間中、保育園は2園とも開所する。
②期間中、2つある児童クラブは長期休暇同様に午前中から開所する。
③小中学校の卒業式は感染拡大防止の観点から、規模や時間を最小限に縮小した上で予定通りの日に挙行する。

本来、感染拡大防止を徹底するならば、保育園も児童クラブも閉鎖して、まさに北海道のように2週間家から出ないようにとするのが効果的でしょう。

しかし現実的にそれはどう考えても無理だと判断しました。
とにかく感染予防は各ご家庭で徹底していただきながら、どうしても働かなくてはならないご家庭のお子さんは保育園で預かり(保育園の本来業務です)、小学校に行けない子どもたちがずっと家にいなくてはいけないという新たなストレスを想像した場合には、子どもたちの居場所も最低限確保すべきだと考えました。

もちろん、保育園、児童クラブにおいても最大限感染予防に配慮しますし、通常よりも職員体制も強化する予定です。
(例えば、小学校で支援員をしていただいている町費の先生方に、休校中は児童館のサポートスタッフとして入っていただくよう調整しています。)

とにかくこういう突然の対応策を迫られたときには、ある程度考えた時点で最もデメリットが少ない方法を選択しつつ、現場本位に試行錯誤しながら、状況に応じて臨機応変に修正していくことが大切です。
(上からの指示を受けて思考停止になることが最も危険です!!)

ですので、今回の通知内容も、常により良い対応があるかどうか検討を続けつつ、より良い対策が見つかれば柔軟かつ積極的に修正変更していくつもりです。

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小中学生の卒業式については、先にも書きました通り、この3月に特別な思いを抱いていた子どもたちから「卒業式まで奪うことはできない」ただそれだけの理由です。

現場の先生たちも何とかして卒業式はやってあげたいと誰しも願っています。保護者も全く同じでしょう。(池田町では保護者の参列は認めています!)

例年とても楽しみにしている地域の来賓のみなさんに、ご参列いただけないことは本当に申し訳ないとお詫びしたいと思いますが、式では会えなくても町で見かけたら「今回のことを残念に思うだけでなく、自信をもって胸をはってこれからもガンバレ!」と大きなエールを、ぜひ子どもたちそれぞれに送っていただきたいとお願いいたします。

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なお、これは私自身はちょっと残念に思っていますが、昨年9月のオープン以来、日に日に小中学生の居場所としてにぎわいを増してきた「交流センターかえで」が図書館含めて、同じ期間、全館休館にすべきという町の判断がなされたことでした。

同様に総合体育館、クラフトパークの展望美術館と創造館も4日から17日まではすべて休館です。

外にでればどうしても感染リスクが高まることからすれば致し方ないと思いつつも、逆に居場所がない子どもたちが結局、町中をさまようようなことになるのではとも危惧してい
ます。

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以上、とりあえず暫定的な対応として昨日決定いたしましたが、17日まで全く何も考えず、何の修正もしないということではなく、月曜日から子どもたちや現場の様子を丁寧に見守りながら、また保護者のみなさんからの様々なご意見もいただきながら、必要に応じて迅速な修正対応をしたいと考えています。

例えば、大町市はじめ県内外いくつかの自治体で予定されている「低学年の子どもたちだけでも小学校で過ごせるようにできないかどうか」ということについても、すでに校長先生方と協議を始めています。もちろん、子どもたち自身の思いと考えもしっかり聴きなが
ら進めます。

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繰り返しますが、今回の対応はあくまでも3月17日までの暫定的なものです。

3月18日(水)からの春休みの過ごし方は例年通りでと考えていますし、状況次第では、数日でも春休み中に登校して、子どもも先生も、学習面含めやり残したことをそれぞれにフォローできるようなことも考えたいと思います。

とにかく、この事態が一刻も早く収束することを切に願うばかりです。
一日も早く、子ども、先生、保護者、地域の日常が戻る様に祈りつつも、それまでの間、めったに経験できないこの状況を逆に活かすくらいの気持ちで、みんなで対話すること、協力しあうこと、連携して苦境を乗り切ること、などを体験として、必要な学びとして、子どもたちと一緒に受け止められるそんな池田町になれたらいいなあと考えています。

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冒頭でも書きましたが、今回の対応において「絶対的な正解」はないと思います。どの自治体、どの教育現場も、まったくもって十分な時間もない中、実に様々な制約や多方面への配慮をしなければならない中で、それぞれ可能なかぎり情報収集し、真剣に検討し、子ども、保護者、現場の教職員への配慮を盛り込んだ決断をしているはずです。

どうか保護者のみなさんや地域のみなさんには、各自治体の通知だけを比較して「良い悪い」などとは言わずに、誰にとっても未知で経験のないこの難局に向かうべく、一緒に考え、知恵を出し合い、理解しあい、支え合って、自分たちの町として乗り越えられるよう
、それぞれの地域力が発揮できたらと心から願っています。

まさに「逆境をチャンス」にできるよう、池田町も止まることなく考え続けます。ぜひ引き続き忌憚ないご意見をお願いいたします。

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追伸:だらだらと好き放題(地方の小さな町の教育長のささやかな抵抗として)書いた文章ですが、シェアいただける際は、私の文章も一緒にシェアいただけると嬉しいです。

無恥逃亡会見か<本澤二郎の「日本の風景」(3610)

2020年03月01日 | 犯罪
無恥逃亡会見か<本澤二郎の「日本の風景」(3610)

<名俳優・チャップリンの「独裁」を連想した国民も>
 好天の2月29日、よくエンストする中古の小型耕運機を持ち出して、借りている畑のごく一部を耕した。1日二食の早めの食事には、柔らかく炊いた白米に、納豆とフキノトウの炒め物、それに庭先に自生した、菜の茎の部分を切り取って、ゆで上げた濃緑の野菜、これぞ完ぺきな自然食に舌鼓をうち、いつもより倍の量の食べ物が胃袋を占拠した。

 食べ過ぎに、慌てて外に飛び出した。夕闇を、ものともせず、早足の散歩だ。我が家もそうだが、どの家の梅も、微風に散っているのが目に付く。同級生のN子さん宅の寒桜は、今日も満開だ。

 帰宅したのは午後6時10分ごろか。パソコンを開くと、無料テレビに日本の疫病神が映りだした。新型肺炎の記者会見のようだ。一見して威勢のいい言葉がさく裂している。しかし、よく見つめてみると、顔を左右に振りながらも、目が一点に集中している。

 記者席から見ると透明だが、両側の二枚の板にくっきりと文字が浮かび出るプロンプターだ。よどみなく、短い舌で、速射砲のように言葉が飛び出す。桜事件ではないためだろうが、原稿の棒読みだから、国民向けの宣伝には効果的なのだ。

 識者の中には、イギリスの名俳優・チャップリンの映画「独裁者」を見ているようだったという。主役にとって最高の宣伝、独演会で、およそ記者会見といえるものではなかった。

<記者の質問はゼロに等しいレベルで、国際社会では通用せず>
 いつものことらしいが、質問時間30分程度と、あらかじめNHKと打ち合わせている。たっぷり20分は、自己宣伝に徹する。

 残りの時間は、幹事社との馴れ合い質問、ついでの残りをNHKと読売の身内質問、あと一問はこれまた連携している特派員でおしまい。シナリオ通りの三流国の記者会見に終始した。

 まじめに最初から最後まで見ていた国民はいただろうか?識者は呆れて途中でやめてしまうだろう。愚民は最初は見なかったが、最後の主役が逃げ出す場面を少し観戦することが出来た。

<まとも質問の声がかかると、事務方が止め、会場を逃げ出した!>
 AP通信のさしたる中身のない質問の答弁が終わると、事務方が「時間」と幕引きを始めた。このとき会見場の後方で声がかかった。

 まともな質問者が質問したいと声を上げたのだ。こんな場合、幹事社の出番であるが、それはなかった。あらかじめ幹事社と官邸は、シナリオ通りの約束をしている。独裁者に恥をかかせない、というシナリオなのだから。

 思い出すと、7年8か月の長期政権・佐藤栄作の最後の記者会見は、大荒れとなった。幹事社が次々と立ち上がって、佐藤にかみついたのだ。佐藤は独裁者然として「テレビ以外は外に出ろ」とわめいた。

 この一件は大きく報道された。1972年の日本は、まだまともだった。「いまは飼い主と飼い猫の記者会見」ということなのだろう。

<1日がかりの記者会見に役人の苦労はひとしお?>
 新型肺炎は昨年12月からである。1月になると、それが本格化、武漢の悲惨な実情が世界に発信された。

 それでも、日本には大勢の旅行客が押しかけていた。観光で稼ぎたい政府も与党も、喜んで受け入れた。一緒に新型肺炎も。東京湾からはクルーズ船で被害が拡大したが、日本の感染症対策のプロも、施設も少ない。

 検査機能も弱い。医療大国というのは、嘘だった。そうしてクルーズ船乗客どころか、列島全体に感染者は増えているが、いかんせん、医療機関が逃げている。ことほど感染症治療体制は立ち遅れている。アメリカの比ではない。

 この危機的な事態に政府は立ち往生、ひたすら無能な厚労省に丸投げして、被害を増大させてきた。「独裁者はどうしている」との声が、米国から投げつけてきた。あわてて「学校休業」を宣言したところ、全国からブーイング、この日の記者会見となった。

 役人は、29日の土曜日、1日がかりで準備したようだ。当人も自宅と官邸で原稿の棒読みに徹したらしい。本番では、プロンプターという便利な会見武器が助けてくれた。
 逃げるようにして飛び出したあとは、自宅へまっしぐらで、この日は終わった。

2020年3月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

学 生時代のこと

2020年03月01日 | 犯罪
学 生時代何度か上京(大学は地方だったが、バイトで原発地質関係や競馬関係が多かった)、根岸根津辺りの飲み屋で飲んでた時に、隣合わせになった東大生か ら、東大の駒場寮に誘われて遊びに行ったことがあった。

その関係か(オウム真理教のようなカルト宗教や学生運動を探るために組織に潜り込ませるスパイが大 幅に必要だった時代だった)・・諜報関係にあわやスカウトされそうになったが、どうも性格的に向いてなかったようで「不合格になった」と担当者から言われ たことが


ぼくも知ってる有名人で諜報関係が疑われるのは、大好きな傑作ファンタジー『ツバメ号とアマゾン号』シリーズの作者アーサー・ランサム・・ロシア革命指導者レーニンや、トルコ革命の父のケマル・パシャとも懇意で、その伝記は手に汗を握らされる。

”現代SFの父”とも呼ばれるジョージ・オーウェルにも、女スパイが近づいて、懇意の仲になるのだが・・はるか昔に本で読んだので、その結末は忘れてしまった。この両者の伝記は、探せばネット上にもあるのではと思われる。

概 して、スパイの自伝やスパイについての伝記や物語は面白い。スパイの祖父を持つ・・安倍晋三(現在最も疑わしい候補者の売国奴だが)や麻生太郎(祖父吉田 茂が子供時代の家庭教師につけたのがCIA極東支局長だったとウイキペディア等ネット検索サイトに多数)、児玉登志男や読売新聞社創始者の家族が、スパイ だった故人の伝記を書いてくれると面白いのだが・・欲ボケの彼らにそんな事を望むのは、無いものネダリが・・


なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか

2020年03月01日 | 犯罪
世に倦む日日
https://critic20.exblog.jp/30745935/#30745935_1

25日に発表された政府の「基本方針」が、わずか1日で崩れ始めた。全国一律の自粛要請は行わないとしていた興行規制策が、「大規模なスポーツや文化イベントなどについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請」に変わり、Jリーグやプロ野球が試合延期や無観客試合を決めて発表、歌手の公演も相次いで中止になった。大相撲春場所も中止か無観客になるだろう。PCR検査についても、国会質疑で追及され、重症者の確定診断のためだけに使うとした方針が世論の批判を浴びて揺らぎ始めた。実際に政府が民間企業に門戸開放してPCR検査を増やすかどうかは不明だが、少なくとも口先のタテマエベースでは検査拡大が正論になり、検査不要論は後退した感がある。検査不要論を唱えていた御用医師たちが立場が悪くなって転向を始めた。昨夜26日に報道1930に出演した久住英二が、検査のパイを拡大すべしと言ったのには驚かされた。検査無意味論の急先鋒だった男が舌の根も乾かぬうちに。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16285185.pngテレビ報道での暴露や国会での野党の追及により、1日3800件と言っていた検査能力が真っ赤な嘘で1日900件しか検査してないこと、相談センターに市民が電話してもたらい回しされ、保健所-自治体-厚労省の窓口が検査を拒否している実態も明らかにされた。相談センターというのは、政府が作ったたらい回しのための機関である。25日の「基本方針」というのは、この感染症について最初から一貫して政府が行っている対処の言語化であり、一言で言えば棄民政策に他ならない。政府は面倒見ないし、医療も受けさせないから、感染したら自分で何とかしろという「対策」だ。それがさも何か予防と救済の措置をしているように見せるため、相談センターを設置したり、専門家会議を立ち上げたりして、NHKを中心にテレビ番組で欺瞞宣伝を垂れ流していた。この「基本方針」を崩す原動力となったのは、テレ朝のモーニングショーであり、そこで言論をリードしている玉川徹である。めざましい活躍と言っていい。一人の言論の力でここまで状況を動かした。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16412586.png私見として、政府は否応なくPCR検査を増やさざるを得なくなるだろうと予想している。それは決して庶民を救済するためではなく、「上級」からの検査圧力に抗しきれなくなるからだ。具体的に、例えば電通で感染者が出た、JR東日本の相模原駅関係で感染者が出た、三菱地所のビルで、三菱UFJ銀行の支店で感染者が出たという事例が相次いでいる。彼らは、感染者に繋がる周囲を検査しているはずだ。相模原駅の場合、最初に感染した男性の同僚から二次感染者が出ている。電通がどの程度の人数を検査したかは伏せられているが、優先的にPCR検査の枠に割り込んだに違いない。企業は企業を守るために検査せざるを得ない。東京都の1日120件だの340件だので足りるはずがない。一人のサスペクトには経過観察があるから最低2回のPCR検査が必要だし、サスペクトには家族がいる。こういう具合に、いわば「上級」が検査の拡大を要求し、政府はそれに対応せざるを得ない。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16442739.pngJR相模原駅関係で何人の職員や家族が検査を受けたのか不明だが、ここはエピソードあるいはクラスターという位置づけになり、サスペクト認定された者は率先して検査対象になっている。9歳の男の子が9日間も熱を出し、肺炎と診断されながらも検査を受けられず、電話でたらい回しされる虐待が行われる一方で、大手企業や公共機関で感染者が出た場合は、その周囲がスムーズに検査対象となっている現実がある。電通の社員が検査を受けられたのはどうしてだろう。果たしてそれは、4日間37.5度の発熱を自宅で耐えた上での検査と結果判明だったのだろうか。それから、河野太郎が、クルーズ船のサポート任務に携わった隊員全員の検査を済ませたということを自慢げにツィートしていた。37.5度の発熱のない自衛隊員が検査を自動的に受けられている。かたや、東京在住の20代の妊婦の女性が、保健所から検査を拒否され、「このまま胎児と死ぬしかないですか」と途方に暮れている。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16444549.pngなぜ政府は検査をしないのだろうか。韓国では1日1万件の検査を実施していて、全国500か所に設置した臨時の検査場で希望者が検体検査を受けている。その様子はNEWS23で映像紹介されていた。その理由について合理的な説明を与えているのは、現時点で上昌広だけである。25日にNEWS23に出演した今昌広は、政府が検査をしようとしない二つの理由を指摘した。一つは、感染症研と厚労省の利権の問題であり、スイス・ロシュ製の検査キットを使いたくない政府と感染症研が、何だかんだと口実をつけて、ロシュ製の製品を排除しているという問題である。感染症研が補助金を受けて検査キットを開発していて、国産の新製品を使わなくてはいけないというのが厚労省の論理なのだと言う。中国にはロシュ社が無償でキットを提供していて、中国は大量のPCR検査をそれで処理しており、日本の惨状を見るに見かねた中国政府が日本政府に1万2500キットを寄贈した。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16475499.png上昌広が説明したもう一つの理由は、東京五輪開催の支障となる要素を隠すため、感染者数の実数を隠蔽しているという点である。検査をしなければ感染者はカウントされない。見かけ上の感染者数は増えない。この指摘は玉川徹もしていて、東京五輪の開催のありきが先行し、そのため新型コロナウィルス禍を矮小化する動機にかられ、検査を抑えることで感染者数が増えないように工作しているのだと言う。この説明は説得的なものだ。感染症禍が本格化して1か月が経つ。よく言われるところの「司令塔不在」だが、この国で今回の感染症対策の司令塔をやっているのは誰なのか。司令塔は決して不在ではない。司令塔はやはり安倍晋三である。今回の徹底した無策と隠蔽と不作為の棄民政策は、安倍晋三によって意思決定され、厚労省の官僚(医官)にダウンロードされ、例によって官僚たちの安倍晋三への忖度と奉仕によって遂行されている。そう断言できる。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16481286.png今回の「基本方針」、すなわち検査をせず、感染者数を出さずに隠蔽するという方針は、果たしていつどのように決まったのか。推理を述べよう。1月27日の首相動静を見ると、午後6時37分に公邸に森喜朗が訪ねてきて二人で晩飯を食っている。珍しいことだ。82歳で政治の一線からは引退した身のはずの森喜朗が、わざわざ夜に公邸に出張ってきて、安倍晋三とサシで2時間も膝つきあわせて会食密議している。新型コロナウィルスと東京五輪に関する策謀だろう。それからほぼ一週間後の2月3日、また森喜朗と築地のふぐ料理屋で会食している。このときは青木幹雄と一緒だが、一週間に2度も森喜朗と会食というのは珍しいし、重大な密謀と意思決定が行われたものと推察する。今日に至るまでの「基本方針」は、この二度の会談で決まり、確認されたものではないか。検査をしなければ感染者数は増えない。重症化しても検査しなければただの肺炎として始末できる。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16484694.png感染しても8割は軽症で自然治癒する。ただし、重症者はゴホゴホと咳をしてウィルスを撒き散らすから、病院に入れて隔離しなければならない。こういう認識の下、東京五輪に最も影響の出ない方策として、放置と無策と自己責任の方針が採られたのだろう。今回の「基本方針」を決めたのは安倍晋三と森喜朗だ。が、あと二人の政治家の影も見える。その一人は政権No.2の麻生太郎である。この男のネオリベ・自己責任主義のイデオロギーは徹底していて、とにかく国民の福利のために政府の予算を使おうとしない。何が何でも社会政策の出費は拒絶する。今、感染症対策にシンガポールが5000億円、米国が2700億円、日本が153億円という財政出動の比較が話題になっているが、PCR検査体制や隔離療養施設にカネを使おうとせず、弱者国民に犠牲を押しつけて事態を凌ごうというのは、いかにも麻生太郎らしい発想だと思われる。森喜朗と安倍晋三が決めた方針に麻生太郎がファイナンスで乗っかって、政府の対策が固まっているのである。下っ端の官僚はその方針に従うだけだ。

なぜPCR検査は増えないのか - 「基本方針」は誰がいつ決めたのか_c0315619_16490107.png森喜朗と安倍晋三と麻生太郎、もう一人いる。今回の「基本方針」をエンドースし、実際の医療現場にダウンロードしディレクションしている政治家がいる。武見敬三だ。医師会会長だった武見太郎の息子で、実姉が麻生太郎の妻という姻戚関係。麻生派。WHOの親善大使を務めている。医師会を牛耳っているのはこの男だろう。今回、医師会は「基本方針」を支持し、PCR検査の「目安縛り」の基準厳守を地方の医師会に通達している。病院が拒絶しているのは医師会からの手回しがあるからで、医師会は保健所とグルである。たらい回しの張本人の一人だ。病院経営者は、何より院内感染の発生を恐れていて、医師会の通達に唯々諾々と頷いている。森喜朗、安倍晋三、麻生太郎、武見敬三。「基本方針」の裏にはこの4人の政治権力者がいて、加藤勝信や田村憲久や岡部信彦や尾身茂や脇田隆字は表舞台で立ち回る人形でしかない。森喜朗、安倍晋三、麻生太郎、武見敬三。こんな連中が決めて回している杜撰な政策だから、簡単に破綻するのだ。

誰かが言っているように、ウィルスは忖度しないのであり、国際社会の目は節穴ではないのだから。

Commented by 七平 at 2020-02-28 00:10 x
安倍政権 による露骨な情報統制は、本サイト、一般マスコミも含め、2015年の人質事件以来、何度も見てきましたが、今回、YouTube にまでその手は及び、私が最初に見た 上昌広博士のInterview のビデオ https://www.youtube.com/watch?v=XxljnhBZAXU は消されてしまいました。 しかし、同じInterview を 異なった角度からとったVideo が 今度は WHOによってUpload されましたのでお知らせしておきます。https://www.youtube.com/watch?v=vF57KDsR99k まさか、WHOのvideoまで攻撃対象にするほどバカではないでしょうが、もしやれば、世界からの批判対象となるでしょう。
100%日本語のVideo ですので、驚きましたが、それだけ世界から注目を浴びている証明です。日本での情報隠蔽作業に対するWHOからの反発だと思います。以前から、世界は透明になりつつあると言い続けていますが、頭の悪い日本の政治家は聞く耳を持たずというところでしょう。 橋本なんとやらの世襲議員があげたDiamond Princess で取った写真も、世界中のニュースで流れています。 
世界の医療関係者は日本での進展状況を見守っています。 なぜならば、Diamond Princess を培養船にしてしまった後、発病していないとの判定で日本全国に、乗客者を帰宅させ、確実に何割かの保菌者を、一般にばらまいたからです。 普通では医者や研究者が道徳上できないような実験を進めているのが、現安倍政権と取り巻きの姿です。

Commented by カプリコン at 2020-02-28 23:06 x
昨日、勤務を終え帰宅してびっくりです。

「安倍首相は、全国すべての小学校・中学校・高校・特別支援学校等に、3月2日から春休みまでの期間、臨時休業とするよう要請する考えを表明した」

彼は、学校現場の混乱が想像できないのでしょうか?私の勤務先の学校も朝から、どう対応するかで、てんやわんやです。当然、子供たちや保護者はニュースを見ています。学校の電話は、卒業式のことニュースを見て自分の会社の勤務のことを心配する保護者、学校の施設開放の確認、隣接する児童センターからの問い合わせ等で鳴りっぱなしです。

幸い、今勤務している学校ではインフルエンザを含め感染する病気に罹患している児童はいません。しかし、教育委員会から来週からの臨時休校の方針が伝えられたのが午後です。

それからは、職員が集まって、児童や保護者にどう伝えるか、そして休業中の家での過ごし方をどうするか、などを全職員で確認しました。児童の下校後も、来週からどの様に過ごさせるかなど様々確認事項がありました。

様々な対応や連絡調整を終え、今日は、家に帰ってきたのがもう21時近くでしたが、もっと遅く帰宅した学校や教職員の方も多いはずです。
本当の敵は新型コロナウイルスではないということを改めて感じました。

Commented by tiger-hawk at 2020-02-29 13:52
とことん腐った国だなあ。


さいたま市エタニットアスベスト公害被害きずな会 : 新型肺炎に関する提言

2020年03月01日 | 犯罪
*レイバーネットMLから

北穂さゆりです。

自己紹介から始めるのは変かもしれませんが、わたしは所属していた労働組合の関係で20
12年からアスベスト被害者救済活動に関わり、2016年に旧エタニット工場労働災害被害の
実態をまとめた本を執筆、2018年から2本のアスベスト公害被害の映画作品を制作する中
で、協力関係にある「さいたま市エタニットアスベスト公害被害きずな会」というアスベ
スト環境被害救済団体の一員となり、現在も活動しています。

アスベスト被害は主に肺疾患であって、肺炎で亡くなる人も多く(最近も一人大切な同士
をなくしました)、今回の新型肺炎について、わたしたちにできることはないかと忸怩た
る思いに至り、本日、悲惨なアスベスト災禍を体験した者として、経験的に述べられるこ
とを提言として、以下にまとめました。

【新型肺炎に関する提言】

平素はさいたま市エタニットアスベスト公害被害きずな会(以下、きずな会)へのご支援、
まことにありがとうございます。

さて、新型肺炎対策として、政府はイベント自粛や学校閉鎖を要請していますが、同じ肺
疾患であるアスベスト患者の被害実態を調査してきた、さいたま市エタニットアスベスト
公害被害きずな会は、行政は市民健康調査“コロナ検診”をすぐに始めるべきだと提言し
ます。

2005年に兵庫県でアスベスト公害が発覚して以降、同じアスベスト工場を抱えるさいたま
市においても、労働組合が中心となって住民検診を要望してきました。しかしさいたま市
は「当市において公害問題が存在することなどSF(サイエンス・フィクション)」として、
検診を行いませんでした。

アスベスト死者は年間1500人超という統計的実証がある中で、検診が行われなかった理由
は、精緻で網羅的な検診を行えば、相当数患者が見つかり、災禍の様相が拡大することを
恐れる行政側の心理にありました。

きずな会、その他団体がさまざまな要請をしてさいたま市に検診が始まるまで、なんと13
年の月日がかかり、その間に多くの患者が死に至ったことに、わたしたちは心を痛めてい
ます。

今回の新型肺炎においても、精緻な検診を網羅的に行えばさらなる患者が発見されるでし
ょう。そのせいで多くの人々の予定が狂い、社会活動は一時停滞するかもしれません。

しかし、死んでしまっては何にもならない。失って取り戻すことができないものは生命の
他に何もありません。発病すれば余命2年半、完治する治療法のないアスベスト疾患患者
だからこそ、そのことを強く実感しています。

検診で助かる命があるのなら検診を、直ちに精緻に、網羅的にすべきです。保菌者が見つ
かり対応措置をとることで感染が防げるのなら即すべきなのです。

以上がさいたま市エタニットアスベスト公害被害きずな会の、今回の新型肺炎に関する政
府対応への所感であり提言です。

新型肺炎対策として、国民的な精緻で網羅的な市民検診を求めます。もちろんアスベスト
患者の対策と住民検診のさらなる強化も切に願うところです。

令和2年2月29日

さいたま市エタニットアスベスト公害被害きずな会
代表代行 松島ふさ子
統括マネージャー・エタニット公害被害患者 
松井絵里
サポートリーダー 北穂さゆり