先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

企業の生き残り条件

2017年01月22日 22時00分10秒 | 日記
重電3社、通信3社、軽電3社、商社3社そして自動車3社の経営状態をサーベイして、勝ち組の特徴を調べてみた。おおざっぱに言えることは、

1.失敗を恐れずチャレンジできるか否かの社風があると所は強い。意外に、失敗をして子会社に飛ばされて、本社復帰した人が功績をあげ、社長まで昇格した人が、大改革を行い、
  会社を立て直した例がかなりある。

2.セールス・マーケッティングやサポートを重視している企業は好調なところが多い。

3.製品やサービスが社会のニーヅにそぐわなくなった時は、速やかに業態変革を出来るところは、その後再成長をしている。


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自動車3社の状況

2017年01月22日 21時10分40秒 | 日記
トヨタ、ホンダ、日産の経営状況を見てみる。


まずトヨタ、売上高 連結:28兆4031億1,800万円(2016年3月期) 営業利益 連結:2兆8539億7,100万円(2016年3月期)純利益 連結:2兆3126億9,400万円

専務役員が各事業部をカンパニーとする社長とするカンパニー制を導入。

ホンダは (2014年3月期) 売上高 連結:11兆8424億5100万円  営業利益 連結:7502億8100万円  純利益連結:5741億700万円

日本の自動車メーカー初となるアメリカでアコードの現地生産を開始し、生産拠点を海外に展開、先駆となった。

日産は、(2015年3月期)売上高 連結:12兆1895億1900万円  営業利益 連結:7932億7800万円 利益 連結:4575億7400万円
ルノーが株式の44パーセントを持ちルノーの子会社である。社長ののゴーンさんはレバノン系ブラジル人(フランスとの2重国籍)でルノーのCEOでもある。ただ、日産もルノー株全体の15パーセントを持っており持合ではある。この子会社化は1999年のことである。


日本のみならず、前世界の産業は、2008年9月15日に起こった、リーマン・ブラザーズの破綻による金融危機の影響で経営が厳しくなっており、どこも経営革新をせざるを得ず、自動車業界においては、大きな差はないように思える。


ついでながら、3社の2015年度の宣伝広告費の状況は東洋経済オンラインに出ていた。

ホンダがでていないので、ほかで調べたら、2007年度のホンダの宣伝広告費は913億円と出ていた。トヨタと松下電器【※現パナソニック】に次いで国内第3位である(電通広告年鑑'08-'09)。業績に裏打ちされているのなら問題ないが、ホンダの乗用車の販売台数は軽自動車を含めても、トヨタの3分の1にすぎない。しかし、ホンダの広告費は、トヨタの1083億円に対して84%にも達する。相当な宣伝費を投入しているようだ!





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商社3社の状況

2017年01月22日 15時28分00秒 | 日記
商社3社とは、三菱商事、三井物産、伊藤忠を取り上げる。商事は組織の三菱商事、三井物産は人の三井物産と言われていた。


三菱商事は、 売上高20兆1,263億円(連結) 純利益 4,538億円(連結)
商社と言いながら、売買手数料をなりあいとするのではなく、新規事業をたち上げてなりあいとしている。例えば、資源開発を手掛けていたり、川上から川下までの流通業あるいは発展途上国などの通信インフラや交通インフラの開発などを行っていて、従来の売買手数料をなりあいとする商社とは業態を大変革している。それゆえ、事業規模も、日本有数になったのだろう。

三井物産は、 売上高 連結:10兆496億37百万円 純利益 連結:3,079億26百万円
アサヒビール、サッポロビール、三井住友海上火災保険、東レ、東芝などの三井グループ企業には三井物産出身がおおい。


伊藤忠商事 売上高 連結:5兆0,835億36百万円  営業利益 連結:2,264億18百万円 純利益 連結:2,763億68百万円


商社は、経営者がうんぬんより、事業変革を出来たか否かが今日の事業の在り方を決めている。メーカーと、流通では、経営の在り方も違うのかも。





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軽電3社?

2017年01月22日 10時59分16秒 | 日記
軽電3社とは、エンドユーザー向け家電製品を主力とするメーカーでパナソニック、ソニー、シャープを指す。ソニーは白物家電を出していない点で他の二社と違うが、TVとか音響機器、スマホ PC などで共通性があるので、一緒クタにした。

パナソニックは、まねした(旧名 松下電産からもじられた)と言われていたが、ともかくも営業が強い。ソニーは半導体ポケットラジオで突然一世を風靡して降ってわいた貴公子とか、そしてシャープは、アイデアのシャープといわれていた。

まず、ソニーは、売上高8兆1,057億12百万円 (2016年3月期) 営業利益3,045億4百万円 (2016年3月期) 純利益 2,420億84百万円 (2016年3月期)
ただ、そにーが日立に次いで売上高が多いとは全く知らなかった。また、数に示すように子会社数、宣伝費はともに日本一の大企業となっている。




パナソニックは、売上高 連結:7兆5537億1700万円(2016年3月期  営業利益 連結:4157億900万円(2016年3月期) 純利益 連結:1932億5600万円(2016年3月期)


シャープは、売上高 連結:2兆4,615億8,900万円(2016年3月期) 営業利益 連結:▲1,619億6,700万円 (2016年3月期) 純利益連結:▲2,559億7,200万円 (2016年3月期)[

ソニーが成功している理由は、話題つくりがうまく、実際宣伝費も日本一使っていることに尽きる。ただ売上高の5%というのは、ちょっと多すぎで、パナとかトヨタでも1%代。いずれにしろソニーの成功の主要因は、営業マーケィング重視が功を奏しているのは明らか。パナソニックも代理店やパナ・ショップ支援の労力費用はものすごいとされていて営業マーケッティング重視が成功の要因であるのは間違いない。

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通信3社、意外に健全

2017年01月22日 10時26分40秒 | 日記
通信3社とはNEC、富士通、沖を言う。沖は2社の2割程度の事業規模、社会的影響力にまでなっているので、調べない。

高度成長期の頃はNECはエレクトロニックスのエリート集団、富士通は何にでも食らいつくタボハゼ集団といわれていた。現在の状況をみる。

富士通は、売上高連結:4兆7532億1000万円(2015年3月期) 営業利益 連結:1786億2800万円 (2015年3月期) 純利益 連結:486億100万円 (2014年3月期)


対するNECは、売上高 連結:2,821,181百万円 (2016年3月期) 営業利益 連結:107,306百万円 (2016年3月期) 純利益 連結:74,039百万円(2016年3月期)



21世紀直前までは劣勢であった富士通、意外や、NECを大きく水開けた。この際は、なんでも食らいつき、野武士集団に近い日立に近い社風がもたらしたものかも。役員を見ても、富士通は色々な分野から、威勢の良い人物を集めている。それに対し、NECはまさしくスノービッシュな人物ばかり。此処に理由があるのか?

両者とも通信インフラを提供するメーカーで、エンドユーザーと直接、接する製品が少ないことが、景気の影響を受けることが少ないのかもしれない。それが堅実経営になっているのかも!



成り行きで、軽電3社、商社3社、できたら自動車3社、見てみたい。

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