北朝鮮国営の朝鮮中央通信は25日、ドナルド・トランプ米大統領が6月に予定されていた米朝首脳会談を中止すると発表したことは「極めて遺憾」だとする北朝鮮の金桂冠第1外務次官の声明を報じた。北はアメリカが米朝会談をキャンセルとは思っても見なかったに違いない。

 金第1外務次官は声明で、首脳会談中止が突然発表されたことは北朝鮮にとって予想外であり、極めて遺憾だと言わざるを得ないとした上で、北朝鮮としては問題解決のため、いつ、いかなる形ででも直接会談する意向があることを改めて米側に伝える、と述べた。

この間のいきさつをみると、素人目に見ても、最近の北の発言はかなり強圧的で、第二回の習主席との会談以降で明確になった。その背景は、勘繰ると、北にゴネさせて、中国が収拾すれば、その存在感が大きくなると踏んだのではなかろうか?

また韓国の文大統領も渡米してまでも仲介策を提示したが効果は無く、日韓ともども、大国からは歯牙にもかけられていないことを示す結果となった。