先端技術とその周辺

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中国のシェールガスの埋蔵量は世界一で20%になるという

2018年05月29日 05時59分24秒 | 日記

国連貿易開発会議(UNCTAD)の最新報告書によると、天然ガスの一種「シェールガス」の採掘可能な埋蔵量は世界で214兆5000億立方メートルに達し、世界の天然ガス消費量の61年分に相当することがわかった。中国では発電は石炭に依っているので、シェールガス採掘がおこなわれれば、中国の大気汚染が改善されるかも。

埋蔵量は中国が最も多く、アルゼンチン、アルジェリア、米国、カナダがこれに続く。報告書は、2030年代半ばまでに、高度な採掘技術で増産できる北米と埋蔵量の多い中国のシェールガスが世界の天然ガス需要の2割をまかなうようになると予測している。こうした主要生産国では将来、国内生産の天然ガスの半分程度がシェールガスになるという。

シェールガスは、頁岩(けつがん)(シェール)と呼ぶ岩盤層に含まれる天然ガス。岩盤に水圧をかけて割れ目をつくってガスを採取する技術が確立され、エネルギーコストを引き下げるとも言われる。しかしながら、岩盤に水圧を掛けてガスを採取するため、自然環境を破壊するので、欧州では採集を禁じている国も多い。

用途は天然ガスと同じで、都市ガスや火力発電に使われる。