うお~っ!!こうなりゃ、まだまだ続けてしまいます~っ
むふふふ・・・プレッシャーももらっちゃたし、がんばるぞ!お~っ
かぁちゃんが近くに引っ越して来てからしばらくは、
無事に側に来れた事や、百貨店やスーパーのお惣菜売り場に目を輝かせ、
「もう、ごはんの心配はいらないわ。」と、とても安心しているように見えた。
何より、元々住んでいた地域なので、母の友人達が次々に遊びに来てくれたので、
一見、とても楽しそうで、ほっと胸を撫で下ろしたのを覚えている。
けど、やはり普通じゃないって事は次々に出てきた。
相変わらず電話は何十回とかけてくるし、
夜中に玄関のチャイムが鳴って、慌てて飛び起きると寒空の下、靴下も履かずに立っているし。
自分に少しでも、不安や納得が出来ない事があると一時も辛抱出来ないようだった。
けど、この時点でもまだ、元の性格の困った部分だけが増殖してるって感じで、
慣れれば落ち着くと思っていたし、かぁちゃんの事より、
かぁちゃんの行動によって、振り回される家族の方が私にとっては気がかりだった。
やがて4ヶ月程経って、ぺこちゃんが我が家にやって来た。
もちろん、その事はかぁちゃんにも説明していたし、
「今まで通りには、遊びに来れないよ。」と言ったら、
「わかった。あんたも、苦労するわね。」なんて珍しく労いの言葉までかけてくれた。
とは言え、放って置くのも寂しいかな・・・と、毎日三人で買い物に行くのが日課だったのだが、
ここで私はまたしても大きな間違いを犯してしまった。
「お互いに独りで留守番するより寂しくないよね~。」って気楽に思っていた事で
二人は勿論、自分自身の首を絞める事になってしまった。
・・・こんなに間違いを繰り返しても、まだ間違い続けるのかなぁ・・・
かぁちゃんは、どっぷり甘える相手を求めていた。
ぺこちゃんは、母親や恋人のようにべったりくっつく相手を求めていた。
共にその相手がたまたま目の前にいた私一人だったから、次第にややこしくなっていった。
やがて、かぁちゃんは「ぺこちゃんより私の方が大変なんだからね。」と愚痴るようになり
ぺこちゃんは、かぁちゃんが躓いたり、ちょっとした失敗をすると声を上げて笑うようになり
稀に二人で家に寄ると、かぁちゃんは私が玄関に入るとぺこちゃんが入る前にドアをしめるようになり
歩くのがだんだん遅くなっていったかぁちゃんに合わせて私が歩いていると、
ぺこちゃんは不機嫌に、私達を抜かして行き先も分からないのに先を歩き出した
ある日、スーパーで私が品物を取ろうと手を伸ばすと、二人が左右から我先にと私と同じ行動を取った。
その時、私の中でパチンと音を立てて何かが壊れた
半年後、ぺこちゃんがデイサービスに通い始めるまで、
私は毎日が現実でありながらそうでないような、いつも体と心が離れているような
自分自身が虚ろになっていく事を実感していた。
胸の中にはいつも重苦しい塊があって、叫び出したい衝動を堪えるのに必死だった。
かぁちゃんより先に私自身が一度壊れた時期
むふふふ・・・プレッシャーももらっちゃたし、がんばるぞ!お~っ
かぁちゃんが近くに引っ越して来てからしばらくは、
無事に側に来れた事や、百貨店やスーパーのお惣菜売り場に目を輝かせ、
「もう、ごはんの心配はいらないわ。」と、とても安心しているように見えた。
何より、元々住んでいた地域なので、母の友人達が次々に遊びに来てくれたので、
一見、とても楽しそうで、ほっと胸を撫で下ろしたのを覚えている。
けど、やはり普通じゃないって事は次々に出てきた。
相変わらず電話は何十回とかけてくるし、
夜中に玄関のチャイムが鳴って、慌てて飛び起きると寒空の下、靴下も履かずに立っているし。
自分に少しでも、不安や納得が出来ない事があると一時も辛抱出来ないようだった。
けど、この時点でもまだ、元の性格の困った部分だけが増殖してるって感じで、
慣れれば落ち着くと思っていたし、かぁちゃんの事より、
かぁちゃんの行動によって、振り回される家族の方が私にとっては気がかりだった。
やがて4ヶ月程経って、ぺこちゃんが我が家にやって来た。
もちろん、その事はかぁちゃんにも説明していたし、
「今まで通りには、遊びに来れないよ。」と言ったら、
「わかった。あんたも、苦労するわね。」なんて珍しく労いの言葉までかけてくれた。
とは言え、放って置くのも寂しいかな・・・と、毎日三人で買い物に行くのが日課だったのだが、
ここで私はまたしても大きな間違いを犯してしまった。
「お互いに独りで留守番するより寂しくないよね~。」って気楽に思っていた事で
二人は勿論、自分自身の首を絞める事になってしまった。
・・・こんなに間違いを繰り返しても、まだ間違い続けるのかなぁ・・・
かぁちゃんは、どっぷり甘える相手を求めていた。
ぺこちゃんは、母親や恋人のようにべったりくっつく相手を求めていた。
共にその相手がたまたま目の前にいた私一人だったから、次第にややこしくなっていった。
やがて、かぁちゃんは「ぺこちゃんより私の方が大変なんだからね。」と愚痴るようになり
ぺこちゃんは、かぁちゃんが躓いたり、ちょっとした失敗をすると声を上げて笑うようになり
稀に二人で家に寄ると、かぁちゃんは私が玄関に入るとぺこちゃんが入る前にドアをしめるようになり
歩くのがだんだん遅くなっていったかぁちゃんに合わせて私が歩いていると、
ぺこちゃんは不機嫌に、私達を抜かして行き先も分からないのに先を歩き出した
ある日、スーパーで私が品物を取ろうと手を伸ばすと、二人が左右から我先にと私と同じ行動を取った。
その時、私の中でパチンと音を立てて何かが壊れた
半年後、ぺこちゃんがデイサービスに通い始めるまで、
私は毎日が現実でありながらそうでないような、いつも体と心が離れているような
自分自身が虚ろになっていく事を実感していた。
胸の中にはいつも重苦しい塊があって、叫び出したい衝動を堪えるのに必死だった。
かぁちゃんより先に私自身が一度壊れた時期