大手町の駅から徒歩5分、鎌倉橋の北西に稲荷湯がある。大手町に銭湯というと驚く人もいるかもしれない(なお住所は内神田)が、皇居周回ランナーにとってはメッカの店である。
この店に来たのは数年ぶり、9年前までは事務所が近くにありたびたび通っていた。着替えて外に出ると、皇居1周コースのスタートポイント、気象庁前へと自然に足が向かう。合同庁舎の建て替えはずいぶん進んでいた。スタートすると左手が平川門、右が毎日新聞社、竹橋を曲がると近代美術館横の上り坂にさしかかる。ちょうど体が温まったところなので半蔵門スタートと比べ楽に上れる。逆に桜田門から大手門のところがずっと直線で、そこから先の柳の下の小道が長く感じられる。しかし全体としては大手町コースのほうが楽に感じる。もっとも3周、4周走るランナーにとっては初めの1周以外は関係ないかもしれない。
銭湯に戻ると男性5人、女性7人が並んで待っていた。東京マラソンの影響で今年5回目の満員札止めだそうだ。人気ラーメン店では見かける光景だが、いまどき銭湯で順番待ちの行列とは驚く。
脱衣場も荷物の山、本当に限界まで客を入れてそれでも入りきれなかった人を順番待ちにしていることがわかる。なおジョギングはせず風呂に入るだけの人は入場できるそうである。
この銭湯は5階建ての長谷川ビルのなかにある。ビルの銭湯は東京では珍しくない。他のフロアはファンドだったり弁護士事務所というところが都心らしい。
ロッカーは46、カランは15あった。半蔵門のバン・ドゥーシェは「小さい、小さい」と思っていたがカランの数は同じだった。浴槽は泡風呂2つ、壁は背面に少し入り込みデザインタイルが施されている。2年ほど前に改装したようだ。
住所 東京都千代田区内神田1-7-3
電話 03-3294-0670
営業時間 14:50~24:30(祝日は22時30分まで)
定休日 日曜
☆帰りに、昔たまに行った「本屋」という立飲酒場に寄ってみた。恐る恐る行ってみると、なんと同じ姿で店が残っていた。マスターも健在で室内は10年前よりむしろきれいになっていた。ただ店の両端に酒のカウンターと料理のカウンターがあり店の人が1人ずつ立っていたが、いまは2つをかけもちで担当していた。
かつてはサーファーが多かったように思うが、いまはサントリーや立教大学のラグビーチームのポスターが壁にかかっていた。いまはラグビーファンが多いのだろうか。ところで「本屋」という店名の由来を尋ねてみた。1階の酒屋の屋号が紀伊国屋なのと、立ち読みをかけて「本屋」にしたとのことだった。店内に雑誌や単行本が多くあるわけではない。なぜか日体大の1978年卒業アルバムがあった。ラグビー部監督が綿井永寿さんの時代である。
この店に来たのは数年ぶり、9年前までは事務所が近くにありたびたび通っていた。着替えて外に出ると、皇居1周コースのスタートポイント、気象庁前へと自然に足が向かう。合同庁舎の建て替えはずいぶん進んでいた。スタートすると左手が平川門、右が毎日新聞社、竹橋を曲がると近代美術館横の上り坂にさしかかる。ちょうど体が温まったところなので半蔵門スタートと比べ楽に上れる。逆に桜田門から大手門のところがずっと直線で、そこから先の柳の下の小道が長く感じられる。しかし全体としては大手町コースのほうが楽に感じる。もっとも3周、4周走るランナーにとっては初めの1周以外は関係ないかもしれない。
銭湯に戻ると男性5人、女性7人が並んで待っていた。東京マラソンの影響で今年5回目の満員札止めだそうだ。人気ラーメン店では見かける光景だが、いまどき銭湯で順番待ちの行列とは驚く。
脱衣場も荷物の山、本当に限界まで客を入れてそれでも入りきれなかった人を順番待ちにしていることがわかる。なおジョギングはせず風呂に入るだけの人は入場できるそうである。
この銭湯は5階建ての長谷川ビルのなかにある。ビルの銭湯は東京では珍しくない。他のフロアはファンドだったり弁護士事務所というところが都心らしい。
ロッカーは46、カランは15あった。半蔵門のバン・ドゥーシェは「小さい、小さい」と思っていたがカランの数は同じだった。浴槽は泡風呂2つ、壁は背面に少し入り込みデザインタイルが施されている。2年ほど前に改装したようだ。
住所 東京都千代田区内神田1-7-3
電話 03-3294-0670
営業時間 14:50~24:30(祝日は22時30分まで)
定休日 日曜
☆帰りに、昔たまに行った「本屋」という立飲酒場に寄ってみた。恐る恐る行ってみると、なんと同じ姿で店が残っていた。マスターも健在で室内は10年前よりむしろきれいになっていた。ただ店の両端に酒のカウンターと料理のカウンターがあり店の人が1人ずつ立っていたが、いまは2つをかけもちで担当していた。
かつてはサーファーが多かったように思うが、いまはサントリーや立教大学のラグビーチームのポスターが壁にかかっていた。いまはラグビーファンが多いのだろうか。ところで「本屋」という店名の由来を尋ねてみた。1階の酒屋の屋号が紀伊国屋なのと、立ち読みをかけて「本屋」にしたとのことだった。店内に雑誌や単行本が多くあるわけではない。なぜか日体大の1978年卒業アルバムがあった。ラグビー部監督が綿井永寿さんの時代である。