野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

昔の話で 剣尾根

2013-12-27 22:27:29 | 山歩き・山の写真
昔の写真を整理していたら、こんなのが出てきました。
あまり当てにはならない記憶の糸を写真を手掛かりにたぐってみます。

いまから25年くらい前のことです。
まぁ古い記憶のことなので、あまり正確ではありませんが話半分程度に見てくださいな。
たしか4月も15日ころだったか、池ノ谷入谷の解禁当日に剣尾根に取付き、山頂を目指したました。

遠い昔のことで記憶も定かではないのですが、たしか夜行列車を滑川で降り、タクシーで番場島まで入ったような・・・。

穏やかな春の日、 これが生まれて初めての北アルプス。

番場島から  正面の中央の尾根は小窓尾根、池ノ谷めざして進みます。

  
途中、小窓尾根の取り付き付近で、正月登山で小窓尾根から滑落した女性の捜索をされてた方にあいました。


池ノ谷左俣が三ノ窓まで見えます。
三ノ窓の左側、黒い岩峰が小窓王。 右側に剣尾根の門に一番高いのが剣尾根の頭・・・かな? あれ?ドームってどれだ・・・
これから登るのは真ん中の剣尾根、池ノ谷二股から一気にせりあがっています。


剣尾根がだんだん迫ってきました。 左側の斜面から何度か小さい雪崩がありました。


一番奥が小窓王、 真ん中剣尾根の一番高く見えるのが門  左俣のデルタフェースが見えてきました。
この時どんなことを思ったかは忘れてしまいましたが、たぶんその迫力に圧倒されていたのでしょうね。
ものすごい迫力で剣尾根が迫っていたのだと思います。 一ノ倉とはスケールが全くの別物、よその国かここは・・・ です。


左俣を進みます。  デルタフェースを見上げて


少し進むと三ノ窓が見てて来ました。


デルタフェースの先まで進んで右側、剣尾根に突き上げる広いルンゼ(たぶんR10)を登り尾根に出ることになります。


          振り返りデルタフェースを見ています。
          


    この日はこのルンゼをすこし登った辺りでテント泊です。
    




真ん中に見える尾根を登ってきました。 登り始めにフェースを他はほとんどが岩稜とナイフリッジの雪稜。


小窓尾根のマッチ箱 (たぶん」) 遠い昔のことなので記憶が定かではありません。




      門 どこをどう見ても大魔神
     

剣尾根の頭をバックに 右側が山頂です。 これから大魔神・・・ じゃなくて門を越えます。



たぶんここは剣尾根の頭を登った辺りかな・・・、いや門かな?いやいや剣尾根の頭の手前あたりだな・・・
画面真ん中の尾根が剣尾根、その奥が小窓尾根 マッチ箱が下に見えます。で、一番奥が赤谷尾根から北方稜線。



大魔神さえ越えてしまえばあとはお散歩気分だったような
ほとんど無風快晴の剣岳山頂へ   遠くに見えるのは鹿島槍ヶ岳 か?



向こうに見えるのは立山方面かな?  右手の平地は除雪され始めているので室堂かな?



山頂からは早月尾根を下りました。
山頂から少し下ったところで2日目のテント設営。

3日めの朝、テントを撤収して最後の記念撮影、 後ろは剣岳山頂(たぶん)です。


ぽかぽか陽気の早月尾根を番場島目指して一目散に下りました。
三日間ともお天気に恵まれた思い出深い剣岳でした。

Nikon New FM2 Ai Nikkor 28mm f/3.5S フジクロームD50

遠い昔のことになってしまいました。