昨年のバラの総括 その1 です。
あまり広くない庭で相当数のバラを育てています。
ひとたび病害虫の発生を見るとあっという間に広がってしまいます。
なかでも厄介なものに、うどん粉病、黒星病そしてハダニの発生があります。
毎年いろいろな薬剤を試してきましたが、これだけ高密度の生育環境では効果は高くありませんでした。
特にうどん粉病には頭を悩ませてきました。
5月中旬の開花の時期に発生を確認すると、瞬く間に広がってしまいます。
発生を見て薬剤の散布を行うといった対処療法を行ってきました。
結果的には、薬剤の散布量が増えていき効果は落ちていっていたように感じました。
明らかにうどん粉病に耐性が表れていたのだと思います。
その頃多用した農薬がサプロール、トリフミン(液体のもの)、ミラネシン(現在製造中止)でした。
サプロールに関しては黒星病には効果があったようですが、うどん粉病には全くと言ってよいほど効きませんでした。
また発生を見てからのトリフミンの効果にも疑問がありました。
そこで特効薬のミラネシンの散布で一時的には発生を抑えることが出来ました。
これを秋遅くまで繰り返していったわけです。
この他、黒星病やハダニさらにアブラムシを抑えるための薬剤散布も加わるのですから、気が付けば自分自身が農薬漬けになっていたわけです。
そこで無害とされる農薬を考えハダニには粘着君の散布を、アブラムシなどの害虫は極力テデトール(手で取る)を行いました。
そしてうどん粉病にはカリグリーンを使ってみました。
しかしうどん粉病に関しては発生を抑えることは出来ませんでした。
根本的に何かを変えなければいけないと思いました。
まず、使っている農薬の見直し。
そして、その散布方法と時期です。
特効薬のミラネシンに代わるものとしてポリオキシンという薬を使ってみました。
詳しくは分かりませんが、この薬は今まで使っていた化学薬品と違い身体への影響が少なそうです。
さらにこの薬は高い予防効果も期待できそうです。
そして結果は期待通りでした。
家にあるバラのなかで最もうどん粉病の発生するマダム イサク ペリエール(下の写真)に発生を見てからの散布でも高い効果が表れたのです。
さらに期待通りの予防効果も大変優れていました。
その年は、うどん粉病の発生を見たらポリオキシンの散布を行う、と言った具合で薬剤の散布を大幅に減らすことが出来たのです。
そして昨年、薬剤と散布方法を今までと変えることで、さらに散布回数を減らすことが出来ました。
薬剤の散布はあくまでも予防を重点として回数を極力少なくすることを考えます。
使用する農薬は、今まで通りトリフミンを使います。
ただし液剤(1000倍希釈)のものではなく粉末(5000倍希釈)のものにします。
これにより新葉に散布をしても薬害を抑えられます。
同じ理由でラリー(粉末、5000倍希釈)も耐性菌の発生を防ぐため輪番で使います。
そしていよいよ発生を見たときに、特効薬のポリオキシンを使うようにします。
そしてシーズンの始まりです。
これまで薬害を恐れて、一番花の終わる頃まで薬剤散布を行うことは無かったのですが、
昨年は4月中旬新葉がまだ柔らかい頃、トリフミンを1回散布し、連休の頃にラリーを散布しました。
このように2~3週間おきに入梅まで数回の散布で、その後ほとんどうどん粉病の発生はありませんでした。
結果的に特効薬ポリオキシンの出番もありませんでした。
秋、予防的にトリフミンとラリーを1度ずつ散布を行い、その後シーズン終わりまで発生はありませんでした。
我がローズガーデン始まって以来の一大事と成ったわけです。
これで課題の一つは解決しました。
同じようにハダニに関しても予防散布を行うことである程度発生を抑えることが出来ました。
しかし、昨年はうどん粉病にあまりにも重点を置いたためか、薬剤散布の回数は減ったものの黒星病が蔓延してしまったのでした。
なかなかうまくは行かないものです。
それらの総括はまた後日にしましょう。
あまり広くない庭で相当数のバラを育てています。
ひとたび病害虫の発生を見るとあっという間に広がってしまいます。
なかでも厄介なものに、うどん粉病、黒星病そしてハダニの発生があります。
毎年いろいろな薬剤を試してきましたが、これだけ高密度の生育環境では効果は高くありませんでした。
特にうどん粉病には頭を悩ませてきました。
5月中旬の開花の時期に発生を確認すると、瞬く間に広がってしまいます。
発生を見て薬剤の散布を行うといった対処療法を行ってきました。
結果的には、薬剤の散布量が増えていき効果は落ちていっていたように感じました。
明らかにうどん粉病に耐性が表れていたのだと思います。
その頃多用した農薬がサプロール、トリフミン(液体のもの)、ミラネシン(現在製造中止)でした。
サプロールに関しては黒星病には効果があったようですが、うどん粉病には全くと言ってよいほど効きませんでした。
また発生を見てからのトリフミンの効果にも疑問がありました。
そこで特効薬のミラネシンの散布で一時的には発生を抑えることが出来ました。
これを秋遅くまで繰り返していったわけです。
この他、黒星病やハダニさらにアブラムシを抑えるための薬剤散布も加わるのですから、気が付けば自分自身が農薬漬けになっていたわけです。
そこで無害とされる農薬を考えハダニには粘着君の散布を、アブラムシなどの害虫は極力テデトール(手で取る)を行いました。
そしてうどん粉病にはカリグリーンを使ってみました。
しかしうどん粉病に関しては発生を抑えることは出来ませんでした。
根本的に何かを変えなければいけないと思いました。
まず、使っている農薬の見直し。
そして、その散布方法と時期です。
特効薬のミラネシンに代わるものとしてポリオキシンという薬を使ってみました。
詳しくは分かりませんが、この薬は今まで使っていた化学薬品と違い身体への影響が少なそうです。
さらにこの薬は高い予防効果も期待できそうです。
そして結果は期待通りでした。
家にあるバラのなかで最もうどん粉病の発生するマダム イサク ペリエール(下の写真)に発生を見てからの散布でも高い効果が表れたのです。
さらに期待通りの予防効果も大変優れていました。
その年は、うどん粉病の発生を見たらポリオキシンの散布を行う、と言った具合で薬剤の散布を大幅に減らすことが出来たのです。
そして昨年、薬剤と散布方法を今までと変えることで、さらに散布回数を減らすことが出来ました。
薬剤の散布はあくまでも予防を重点として回数を極力少なくすることを考えます。
使用する農薬は、今まで通りトリフミンを使います。
ただし液剤(1000倍希釈)のものではなく粉末(5000倍希釈)のものにします。
これにより新葉に散布をしても薬害を抑えられます。
同じ理由でラリー(粉末、5000倍希釈)も耐性菌の発生を防ぐため輪番で使います。
そしていよいよ発生を見たときに、特効薬のポリオキシンを使うようにします。
そしてシーズンの始まりです。
これまで薬害を恐れて、一番花の終わる頃まで薬剤散布を行うことは無かったのですが、
昨年は4月中旬新葉がまだ柔らかい頃、トリフミンを1回散布し、連休の頃にラリーを散布しました。
このように2~3週間おきに入梅まで数回の散布で、その後ほとんどうどん粉病の発生はありませんでした。
結果的に特効薬ポリオキシンの出番もありませんでした。
秋、予防的にトリフミンとラリーを1度ずつ散布を行い、その後シーズン終わりまで発生はありませんでした。
我がローズガーデン始まって以来の一大事と成ったわけです。
これで課題の一つは解決しました。
同じようにハダニに関しても予防散布を行うことである程度発生を抑えることが出来ました。
しかし、昨年はうどん粉病にあまりにも重点を置いたためか、薬剤散布の回数は減ったものの黒星病が蔓延してしまったのでした。
なかなかうまくは行かないものです。
それらの総括はまた後日にしましょう。
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