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田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

谷川連峰主稜線を歩く  その壱

2014-07-09 21:17:27 | 山歩き・山の写真
山友のでんさんより、この日曜には谷川主稜線を縦走するという話をいただいた。
そこで今週も、先週に引き続きでんさんご夫妻とご一緒させてもらうことにした。
0時15分に拾っていただいて、一路越後は平標山登山口へ、3時半前に到着。
自分たちよりも先に登山者が一名、出発されたようだ・・・   早く歩きてぇ~  で、3時40分に歩き始める。
先行者がいると本能的に燃えてしまう!
今回は反対側からは、山友のラクラマスさんも歩いてくるとのこと。 さて~ どこらへんでランデブーとなりますことやら。

で、5時30分頃 平標小屋に到着
仙ノ倉方面がやたらとデカい。  右奥はエビス大黒か?


小屋の前にニッコウキスゲが咲いている。群馬県は雲海の下に沈んでいる。


小屋からは階段登り、  小屋までも嫌となるほどの階段登りだったが、これでもかと階段登りがまだまだ続いている。
だが、それ以上に厄介なのがブヨ、 話には聞いてはいたが・・・  尋常ではない。
三国峠の向こう側には滝雲も出ている。 その遥か彼方のそのまた奥には浅間山。


程なくして平標山頂に到着。
苗場方面が良く見える。 松手山方面の稜線がことのほか美しいな。


山頂に全員そろってお決まりの儀式、 しかしブヨの襲撃が凄まじい~
さ~主稜線の縦走に入るぞ~、 が、越後側から雲が湧き出していやがる。


雄大な尾根は両側がお花畑になっている。 盛りは過ぎているようだが、ハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲いている。
それらを撮りながら進むのだが、ブヨの襲撃が凄まじい。


ヨツバシオガマがたくさんあるね~


白いヨツバシオガマも


ハクサンイチゲはすでに盛りを過ぎているなぁ


仙ノ倉岳が近くなってきたぞ。
27年前に歩いているのだが、目の前の景色と記憶の中の景色が全く合っていない。


ブヨの襲撃凄まじい山頂をそこそこに、次なるピーク エビス大黒へ向かう。

仙ノ倉からの下り、残念ながらエビス大黒はガスの中だ


稜線上、ちょっとしたガレ場で見つけたシロバナノヘビイチゴ


ガスが取れて見えてきたのは奇怪な形の岩峰、エビス大黒のピークか?


ウサギギクを入れて、 お山の大将はでんさん


岩峰はピークではなかった。 振り返り仙ノ倉方面は相変わらずのガスだ。


ここで見つけた白いイワカガミ


エビス大黒のピークは岩峰からイメージしていたような険しさはなく、平凡な尾根の一画といった感じのところ。
記憶からきれ~いに消えているな~


さあさぁ~ 次なる目標は毛度乗越だ。


前方の視界が少しばかりだが開けてきたぞ~



気持ちの良い稜線が続く








振り返り、エビス大黒の頭山頂はやはり平凡だな。


こんな尾根が好き


この辺りからブヨの襲撃が全く無くなった。 かわって赤とんぼ(?)を目にするようになった。

でんさん曰く、ブヨの天敵はトンボ、トンボの食料の一つがブヨとな。 良くできているね。
トンボならば痛くもかゆくもならない。
それにしても でんさん 物知りだな。

美しいところだね



この花がいっぱい咲いている。 


目の前のコブを越えれば毛度乗越だ




カラマツソウ?もたくさん咲いている



タテヤマリンドウも


あの先が毛度乗越



毛度乗越にて  ヨツバヒヨドリ


毛度乗越から本日の胆、長~い万太郎への登りの始まり。
と、前方に万太郎を下ってくる人影あり。 サクラマスサンだ!
4人がそろった。 しばし休憩を入れる。情報を交換したり、記念撮影をしたり・・・
大地に根っこが張る前に、さて出発だよ。


まずはハナニガナの回廊(大袈裟ですが)



で、これはなんという植物かな?



万太郎への長~い登りも、お花を撮りながらなので飽きることは無いよ。 いっぱい咲いています。

ハクサンフウロウ


ムシトリスミレ



美しい草原の斜面は続く



赤谷川側の斜面が見えてきた。
ヨツバシオガマがたくさん咲いている。


時間はたっぷりある。 ここでしばし撮影をすることに。(ここまでだってしっかり撮っていますが)









縦走中には取出さないままだったマイクロレンズを装着してっと。




赤谷川の雪渓を入れて


せっかくだからアップで   きれいだね~



もうすぐ山頂、 振り返って。   いい感じの稜線が続いているね。歩いていて、ほんと気持ちいいよ。


11時10分ころ 万太郎山頂へ到着。


でんさんたちはまだかな~・・・    あっ 来た来た!

ここででんさんご夫妻は主稜線の縦走を中止され、吾策新道経由で土樽駅へ向かうことになった。
自分は単独で谷川岳へ向かうことに。 待ち合わせは土合発17:52の下り列車だ。 間に合うかな?
11時40分過ぎに一人万太郎を下りだしたのじゃ~。

つづく

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6 コメント

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凄い (scarab)
2014-07-09 22:43:57
まず、健脚ぶりに。平標登山口~土合までですよね。地図を見ていて、先週私が歩いたコースの4~5倍の距離のような。一日で歩けるものなのですね。
次に写真、朝の稜線から花々の写真まで、よく撮れましたね。スナップじゃ心打たないけれど、一つ一つが作品になっています。
私も先週はブユの大群の中の撮影でしたが、構えて構図を決めて撮影まで数秒で行わないと食われますから、えらい苦労しました。
ですからよくここまで撮れるものだと驚くしかないです。
続きが楽しみです。
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Unknown (でん)
2014-07-10 00:12:40
ふ~てんさん、お世話になりました、そしてお疲れさま。
予想以上に良い天気の中でこの稜線を歩けて良かったです。
白いセリ科の花はセンキョウかウドですよね、セリ科の花やシャジンはわかりづらいです。
それとハクサンフウロの上の画像はクルマユリでは?
私たちも万太郎の先の伸びやかで開放的な尾根を歩きたかったです。
またそのうち歩かなくては(^^)
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Unknown (ふ~てん)
2014-07-10 18:36:41
scarabさん こんにちは
実は実は、今回なぜ谷川へ行く気になったかというと、先日のscarabさんの谷川の記事です。
昔の記憶がよみがえり、ドクドクドクと血が騒ぎ出してきたのです。
そんなところに山友からのメールでした。

今回は縦走が主でしたのでろくな写真が撮れませんでしたが、次回は谷川本峰から万太郎までをじっくり撮り歩きたいですね。
ほんとうに いい山だと思います。
前半、平標山からエビス大黒辺りまではブヨでえらい苦労しました。
おっしゃるとおり、構えてから数秒での早業が必要です。(笑)
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Unknown (ふ~てん)
2014-07-10 19:21:18
でんさんへ
こちらこそ大変お世話になりました。
やっぱり谷川連峰はいいですよね。
これからはロングででもお花見ででも、今回の山行がもっとこの山域を歩くきっかけになるかなと思います。

クルマユリですね。サクラマスさんのブログに熊鷹さんからの教示がありました。
それとシャジンですが、この山域は少ないのでは無く、時期がまだ早いのですね。しつれいしやした。
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白いセリ科の花は (熊鷹)
2014-07-10 21:27:26
ふーてんさん こんばんは

大縦走お疲れさまでした
でもいい写真がたくさん撮れましたね

でんさんが書いていた白いセリ科の花は、難しい花です
ぼくはハクサンボウフウかイブキボウフウかと思います
でもミヤマウイキョウ、シラネニンジンの可能性もあります
葉っぱがあると判断しやすいのですがね
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Unknown (ふ~てん)
2014-07-10 22:15:31
熊鷹さん こんばんは

たぶんハクサンボウフウじゃ~ないかと思います。
間違いないですよ。葉っぱがミヤマウイキョウともシラネニンジンとも違います。
その昔、これはハクサンボウフウであると聞いたことがありました。
たぶんそうです。ありがとうございます。
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