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田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

30km圏内へ

2011-06-20 19:40:00 | 野良
4月18日のブログで紹介したと、ある村の入口となる峠です。
前回はまだ冬枯れの風景が眼下に広がっていましたが今はもう初夏、緑濃い風景へと変わっていました。

此処から約2キロ尾根を南に行った所にモニタリング地点があり、公表されている数値はおおよそ0.8~1.0μSV/hです。
福島第一からの距離は29kmくらい、遠方中央の黒い山影の先に第一はあります。


早速、車外へ出て計測を開始してみました。
地表から1.5mくらいでこんなものか・・・、 公表している数値とほぼ同じだな~。


なんて思っていたら、ちょっと高めの1.09μSV/hまで上昇しました。


左手の茂みに目を向ければ、タニウツギがきれいに咲いています。
禍をもたらせた張本人である人間だけが解らない恐怖におびえています。


道路の反対側ではノバラに集うミツバチの羽音が聞こえます。
明らかに被曝をしている昆虫たちには影響ないのかな?
なんて考えながら線量計を向けると、1.26μSV/hを表示しています。
なぜ数mしか離れていないのに、これだけの差が出るのかな?
舗装された道路での放射性物質は、雨によって下流となる方へ流されているのかな?


いろいろと思いを巡らせながら、他のノバラの花へ近づけて見ると1.55μSV/hまで上昇しました。

ちょっとだけ怖いな、全く問題ないレベルだとは思えない数値です。
年間被曝量は13.6mSVに迫ります。
ここにずっと居る訳ではありませんが、根拠は在りませんがこの6割だとしても8mSVを超えてしまいます。
福島市や郡山市などではこれにほぼ近い環境で生活をしているわけです。

この場所は峠です。
東西を遮る南北に延びる尾根上のコルになっている場所です。
ここは文字通り風にとても峠道、山頂付近にある計測点より高い数値になるのでしょう。

さて、4月18日には1.2μSV/hだった「村」はいったいどれ位になっているのでしょうか?


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