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PIONEER N-50 ついにD/Aコンバータ チップ PCM1794 交換の挑戦

2018年04月20日 | オーディオ

数年前に、出来上がり基板を組み合わせて自作した PIONEER ネットワークプレーヤ N-50 内部のD/Aコンバーター部ですが、どうも このところ調子が悪いです。

左右とも音は出ているものの、左chにてチョットでも大きな音になると歪みが発生します。

無音時にはノイズは出ないので 恐らくオシロスコープで信号を追っても発生源は特定できないだろうと、なかば諦めつつ 若干は期待を持ちつつ、 D/AコンバーターチップのPCM1794のアナログ出力から I/V変換にかけてのあたりを探ってみることに。

すると、なんと、なんと、、、

PCM1794の左ch出力のうちプラス側のみに常時ノイズが乗っかっております!!   I/V変換回路には不具合が見当たらないことから、ほぼD/Aチップの不具合と判断して良いでしょう。

が、しかし ! ! !

黄色矢印のICが不具合が予想される D/AコンバーターチップのPCM1794なのですが、、

このPCM1794は わずか1cmほどのなかに片面に14本もの足がついている、つまり両側で28本の足のハンダ付けを取り外さなければ交換できない    普通に考えるならば、ほとんど交換が不可能なパーツなのです。

果たして 取り外しが出来るのか?

  まるで実績のない 無謀な挑戦なのですが、こうなったら やってみるしかない。

というわけで マズは周辺のパーツをすべて取り除きました。

これで思い切って、PCM1794の28本の足にフラックスをたっぷり塗ったうえで60Wのハンダゴテで どんどんハンダを流し込んでみました。

そしたらスルッとチップが浮き上がり あっ気なく(いとも簡単に)取れてしまいました~

イヤー これには驚きでした~  まさか、こんなに簡単に取れるなんて !!

                             まさにビギナーズラックでしょう!!

新たなチップのハンダ付けも 失敗なく 一発で 無事に 取り付けられました。

左右の足ともバッチリ基板パターンに合わせたはずですが、右側の足が微妙にパターンとズレていますが この程度ならば支障はないでしょう。

あとはコンデンサーと抵抗を元に戻して完成です。

さすがに基板をセットし 再び電源を入れるときには、目いっぱい緊張感を味わいました~

無事にイッパツで音出しも成功し、併せてアナログ出力プラス側のノイズも無くなっておりました。

 

いやはや、これまでは こんなピン数(足の数)の多いICは交換できないだろうと諦めておりましたが、為せば成る(たまたまのビギナーズラックだったのかも?)という体験ができました。しかしながら もう二度とやりたくない気持ちもありますが、、、    

   不具合を修復できて良かった~

実は、このチップ交換の成功をきっかけに 更なる 無謀な挑戦をすることになりました。

                                                                                              つづく・・・