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PIONEER N-50 DAC部 ±15V電源基板 交換に挑戦

2018年04月22日 | オーディオ

前回は、ネットワークプレーヤ N-50 の不調をDACチップ PCM1794 の交換で修復できたわけですが、、、

そして本調子になると、更なる向上を目指したくなるのがマニアの性分なのでしょう。

そんなわけで 以前より薄々気になっていたものの、案外 敷居が高く なかなか実行できなかったDAC部の電源基板を交換することにしました。

数年前にDAC部を総とっかえする際、本格的なディスクリート回路の電源にするかとも考えたのですが 基板サイズの制約もあり、手っ取り早く三端子レギュレーターにて ±15V、+5V の電源回路を自作しました。

それ以来ズーッと何の疑いもなく、三端子レギュレーター電源を使ってきたのですが、このところの音質改善で もしかするとDAC部の供給電源を改善すると 更なる高音質化につながるかも知れない・・・という細やかな期待から 電源基板の交換に取り掛かりました。

コチラがオール三端子レギュレーターで自作した±15V、+5V電源基板です。

自作の上級者ならば、ローノイズのディスクリート電源などはユニバーサル基板でチョチョイと作れてしまうのでしょうが、そこまでのスキルは有りませんので 自作基板で有名な EMISUKEさん の安定化電源基板を入手しました。

トランジスターあり、FETあり、OPアンプありの回路構成です。部品点数も多くなく、回路が判る方にはやさしい回路?なのでしょうが  残念ながら、どうしてこれで安定した電源になるの?って感じですわ~

やっぱり日本製の基板は扱い易いですね~    日ごろ怪しげな中国製の基板と格闘していると、こんなにもパーツがすんなりと収まって ハンダが美しく流れる なんてのは夢みたいな感覚ですよ。そんなわけで基板はスイスイと出来上がりました。

細長い形状なので ベースのアルミ板からはみ出してしまいましたが、それ位は気にしません。

しかし上の写真では納まって見えますが、実はここまでくるのに結構苦労を重ねておりまして、、、

マズ 白い矢印の部分が見えるでしょうか、、、 基板の先端がトロイダルトランスにぶつかって納まらなかったわけです。ちょうど裏面配線パターンも無い部分なので 迷うことなく基板を切り取ってしまいました。

さらに赤矢印のところは放熱板のフィンを切り取った跡です。そもそも手持ちの放熱板はフィンが長くて後面の電解コンに引っかかってしまいました。ならば、フィンを横に開いてしまえ! と無理矢理に横に広げたのですが、そしたら今度は それがケースに当たって納まらない。それなら 切ってしまえ!と押し切ってしまったわけです。

白い矢印の二階建てになっているのは秋月電子の超低雑音+5Vの電源基板です。DACの一番重要部分であるPCM1794は+5Vで動作(ひょっとすると基板内で3.3Vにしているかも?)するので特に重要だろうと考え このような基板構成になってしまいました。

 

さて、果たして、電源を換えると、サウンドは向上するのか?

     はい、ものすごく向上しました!!

一音、一音、がしっかりした というか、各楽器の芯がクッキリした という印象です。

サウンドステージが広くなったのに、楽器があるべき処にちゃんと定位している 感じです。

コンデンサーとかパーツを交換した場合とは、いささか次元が異なる向上というか、機材そのものを換えたような感じがします。

自画自賛すぎるでしょうが、この音質向上は並大抵ではありませんね!!

やっぱりオーディオは、電源が一番重要なのでしょう!!