◎無意識である魚を神化する
この絵は、旧約ヨブ記41章1節の海の怪物リヴァイアサンが、餌としての十字架に喰らいついている図(フォン・ランツベルク「快楽の園」(1180年頃))。
リヴァイアサンの口は上を向き、十字架を飲み込もうとしているが、十字架の先には七つのチャクラにして七つの次元、七つの身体である七つのイエスの顔がついてる。
そして神としてのイエス・キリストが、餌にかかったリヴァイアサンを引き上げようとしている。リヴァイアサンは、地獄であって欲望の表象だが、地獄の底も天国の天辺も根こそぎ引き上げるのだ。一本の釣り糸なる霊線。
七つの次元、七つの身体を用いるキリスト教は、クンダリーニ・ヨーガ系だが、冥想法があまり明かされていないのはなぜだろうか。
イエスのシンボルは魚である。魚は無意識の表象で、無意識を意識化するのが悟り、ニルヴァーナ、神化。