唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

付帯官 淮南節度使を例として その2

2013-04-09 13:59:53 | Weblog
09.陳少遊 宦官と密着し吏治に長けていた。建中-興元の動乱においては初期には軍費の貢納など大きく
貢献し昇格、後期は淮西李希烈に内通したが、情勢の推移をみて動かなかった。没後[自殺の可能性大]
淮南牙軍唯一の自立の動きがあったが、隣鎭の浙江韓滉の威圧により収束した。
[御史大夫→検校禮部尚書→検校兵部→検校左僕射→検校司空平章事]
10.杜亞
[御史大夫]
11.竇覦  赴任後まもなく卒
[御史大夫]
このころ以降淮南・浙西は唐朝の基幹財源となり優秀な官僚が統治するようになり、中央への昇進の原点
ともなっていった。
12.杜佑 経済官僚として貢献し、巨額の私財を積み、宰相への昇進を図った。平章事任用は武寧張建封没
後の処理の一環である。中央への復帰を求めて交替を求めた。
[検校禮部尚書.御史大夫→検校刑部→検校右僕射→検校左僕射平章事]
13.王鍔 刑部尚書であったが杜佑の後任として志願し行軍司馬.検校兵部尚書として赴任しやがて交替した。
やはり巨富を積み、貢献して宰相を求めたが得られなかった。
[検校右僕射→検校司空]
14.李吉甫
宰相より直接淮南節度使になる例を開いた。現任の宰相である中書侍郎.平章事を兼ね、やがて宰相に復帰
していった。
[検校兵部尚書.平章事.中書侍郎]
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