唐宰相一覧［除皇族］132.李懷遠

李懷遠。字は廣。
邢州柏仁人。
蔭位によらず四科擧に合格。
司禮少卿に至り、邢州刺史に出る。
冀州刺史から、揚州と州都督府長史を経て同州刺史。
政を称される。
太子左庶子兼太子賓客より右散騎常侍・春官侍郎。
大足元年鸞台侍郎から同鳳閣鸞台平章事として相となる。
銀青光祿大夫を加えられ秋官［刑部］尚書兼檢校太子左庶子・賜爵平鄉縣男。
長安四年罷相を求め太子左庶子、ついで太子賓客。
神龍初、左散騎常侍・兵部尚書同中書門下三品に進み、
爵趙郡公賜實封戶三百、金紫光禄大夫を加えられる。
老齢により致仕するが、
中宗が京師に戻ると東都留守同中書門下三品として復帰。
清廉ではあるが宰相としての業績はなかった。
神龍二年卒し贈侍中。諡曰成。
子は景伯。
［宰相履歴］
①.長安元年2月鸞臺侍郎平章事～7月罷
②.神龍元年4月左/右散騎常侍三品～二年4月致仕
③.神龍二年7月復為左散騎常侍三品東都留守～9月卒