唐宰相一覧［除皇族］24.岑文本

岑文本。字景仁，南陽棘陽人。
祖善方は吏部尚書。
父之象は隋末為邯鄲令
郡舉秀才にあげられるが戦乱中であった。
蕭銑に仕えて中書侍郎專典文翰となる。
河間王孝恭に降り荊州別駕。
輔公祏平定時、孝恭に従い行台考功郎中。
貞觀元年秘書郎兼直中書省となり太宗に文才を見いだされる。
中書舎人に進み、顏師古に代わり詔文の作成にあたる。
貞観十年江陵縣子［のち縣伯へ］。
十七年加銀青光祿大夫。
人となり謙譲であり、質実であり中書令に昇進しても驕らなかった。
高麗の遠征に従うがあまりに軍政に精励したため
過労となり途次に急死した。51才。
贈侍中、廣州都督，謚曰憲。
子がなく兄文叔の子長倩を養子とした。，
［宰相履歴］
貞観16年正月中書侍郎專典機密～18年8月中書令～19年4月薨。