ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

台湾の先生が描いた飛虎将軍漫画

2013-01-09 | 日本のこと



















飛虎将軍廟でいただいた、漫画のパンフレットを全部掲載しました。
勿論安慶国小学校の劉先生の許可は取っていませんが、
おそらくこのような媒体で多くの人の目に触れることは先生にとっても
望むところであろうと判断したからです。

ここ台南は、水田や養殖池が広がる農耕地域でもありますが、
この地水を八田與一という日本人技師が行ったこともあり、
特に日本と言う国に対しては親しみを持ってくれている地域でもあります。

とはいえ、もう日本統治を実際に知る人々が少なくなってきており、日本のしたこと、
台湾の人々にとって功もあれば罪もあったと思われるのですが、それそのものは
人々の中からだんだんと薄れていきつつあります。

しかしこの海尾寮村は、今でもこの日本人を「郷土の恩人」として顕彰し続けます。
こうして子供たちにその逸話を語り継ぐことは、恩人に感謝を捧げることとともに、
飛虎将軍こと杉浦茂峰飛曹長が示したような「自己犠牲によって他を生かす心」
を理解し、またそのようにあるべしと教えることにほかなりません。



先日エリス中尉が家庭教師をクビにした話をしました。
あの件でその先生が「あれ」だったのは勿論ですが、そもそも稿末で

「心に平和の砦を築くとはどういう意味だと思うか」

などという質問をする国語の教科書(光村図書)というのがかなりオカシイ。
国語というのは日本語の言語的学習並びに、小説、詩、評論などの作品を
観賞するための力をつけるための学習科目であって、決してこのような
議論の場ではないはずです。

ましてや生徒の考えに対し、先生が思想誘導を行うなどもってのほか。
この教科書は、ここにあえてこのような設問をすることで、
日教組教師の独断場である「平和憲法礼賛」などの偏った考えを
披歴し押し付けるための機会をわざわざ設けているとしか考えられません。


この飛虎将軍の話を、それを顕彰している台湾の人たちの話を、
この地方にダムをもたらした八田與一の話を、そして世界で活躍する偉人の話を、
どうしてこのような日本人の話を、教科書に載せないのか。
(まあ、作る会であんなに大騒ぎしているのだから、その理由はわかってますが)

台湾の先生たちは日本に昔統治されたとか、そういうこととは全く関係なく、
「素晴らしい人の行為を称え、その精神を子供たちに学ばせたい」
という純粋な思いでこのような漫画を作ったりお芝居を企画したりするわけです。

子供たちには、人を思いやる気持ちや、その気持ちに感謝する心をまず育てる、つまり
土台になる土を耕すことがまず行われるべきで、平和の在り方や他の国の情報などは、
その耕された心を以て自分の頭で考え、知るべきことです。

子供たちのまっさらな心に先生が「軍隊なんか持つから戦争が起こるんです」
などと一見もっともなことを吹き込んだり、「お隣の韓国と言う国について調べましょう」
「日本は悪いことをしたけど、これからは仲良くしていかねばなりません」
などと言われれば、当の向こうが反日教育をしていることも知らずに子供たちは
「韓国には頭を下げ続けても仲良くしてもらわなければいけない」などと思うでしょう。

安倍新内閣は教育の根本的な改革を掲げていますが、それはとりもなおさず
「日教組の解体」となるべきで、ならねば教育の再生はありえません。

わたしは今回、この先生たちのことを知り、
正しいことを正しいと教えることができる教育ができるこの教育者たちを、
そんな教育を受けることのできるこの子供たちを心底うらやましく思いました。

そして、このような「まっとうな」教育が
日本に帰ってくることをこれからの日本のために強く願うものです。