今日は庭に咲いている「ランタナ」の花をご紹介します。
「ランタナ」はクマツヅラ科の常緑小低木で、原産地は熱帯アメリカといわれています。
日本には江戸時代末期に渡来し、鑑賞用に栽培されてきたようです。
5月から11月にかけて花をつける花木で、草丈は約80㎝~1m、よく枝分かれし、1㎝に満たないような小さな花が1箇所にまとまって沢山咲きます。
・我が家のランタナの花は白色で変化しません。(純白でとても清楚です)
在来種は花が咲いてから時間が経つにつれて淡黄色から橙色、紅色と変化していきます。この変化の様子から「七変化」という和名がついています。
「七変化」
ところで、「七変化」の語源をご存知でしょうか?
「七変化」とは、変化舞踊の形式の一つで、七種の小品舞踊を組み合わせ、一人の俳優が連続して早変わりで踊り分けるものを言います。
1697年水木辰之助(1673-1745)によって始められ、七化け(ななばけ)と言われて好評を博したそうです。
ランタナの葉は対生し、長さ2~8cmの卵形をしています。葉や枝に固い毛があってざらざらしています。
色の変化しないヒブリダという矮性(わいせい)品種もあります。
花色は、白、黄色、橙色、赤などがあり、草丈が低いので鉢植えに適しています。
・鉢植えの黄色のランタナです。
花が終わった後にはブドウを思わせる、つやのある実をつけます。
・「増やし方」 挿し木かまたは種を植えて増やします。
・「花言葉」 「厳格」「協力」「合意」「心変わり」