らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「長月」と「September」の由来

2009-09-12 | 季節
今日は9月の旧暦の呼び名「長月」と英語の「September」の由来について調べました。

「長月」の由来
・旧暦9月は新暦の10月から11月上旬に当たり、夜がだんだん長くなることから「夜長月(よながつき)」の略とする説。
・「稲刈月(いねかりづき)」が「かねづき」となり「ながつき」となったとする説。
・「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説。
・雨が多く降る時期であるため「長雨月(ながめつき)」から「長月」になったとする説。
・「穂長月(ほながづき)」が略されて「ながつき」となったとする説。
・「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説
  など諸説あるようですが、「夜長月(よながつき)」からとする説が最も有力とされているようです。

「September」の由来
英語での9月名「September」はラテン語の「第7の」という意味の「septem」に由来しているそうです。
9月が何故ラテン語の「第7」なのかについては、紀元前153年までは3月を年の始めとしていましたが、この年以降1月を年の始めとするように改められました。
にもかかわらず名称を変えなかったためそのまま「September」が使用されているそうです。
7月のように名称を変えた月もあります。
7月は元々は「Quintilis」と言い、これはラテン語で「第5の」という意味の「quintus」の語に由来しているそうですが、この第5の」という意味の「quintus」はガイウス・ユリウス・カエサルによって「Julius」に改められ、現在使用している「July」となっています。

時候がよくなってきました。
日も早く暮れるようになり、だんだん夜が長くなってきました。
日頃読めていない本と向かい合い、できるだけ活字と親しみたいものですね。


古今集より藤原敏行の秋の歌を一首ご紹介します。

 ・「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 
               風の音にぞ 驚かれぬる」 (
藤原敏行)

  (訳)秋が来たと目にははっきり見えないけれど、風の音にはっと気付いた。

       (これは百人一首に撰ばれた藤原敏行の歌です)                                   
       

  

 
 ・「秋来にけり 耳を訪ねて 枕の風」   (松尾芭蕉)  
       
  (訳) 秋が来た。その証拠に秋風が耳を訪ねて枕元に偲び寄ってきた
      この俳句は、上の藤原敏行の歌をパロディ化したものといわれています