らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

みかん栽培(伊予柑)

2009-09-25 | 家庭果樹
今日は今年の「みかん栽培」についてご紹介します。

私が栽培している蜜柑は、昨年3月に植えつけた2年目の木で、「伊予柑」、「八朔」、「温州みかん」の3品種です。
今年は、3品種ともたくさん花を咲かせましたが、「八朔」と「温州みかん」は着果せず「伊予柑」だけが実をつけました。

「伊予柑」
伊予柑はミカンとオレンジの雑種で1886年前後に山口県萩市で発見されました。
明治時代中期に愛媛県で栽培されるようになり、県内で広まったことから伊予柑の名前がついたといわれています。
豊富な果汁と独特な香り、甘味が特徴です。
栄養価は、ビタミンCを豊富に含み、風邪の予防やシミ・ソバカスの予防に効果が期待できるといわれています。
また、薄皮に含まれている食物繊維は便秘の解消に効果があると言われています。
収穫は12月頃で、籾殻の中に1ヶ月くらい囲っておき、酸味が抜けて味がまろやかになってから食べると美味しく食べられるそうです

・実が大きくなってきた伊予柑です。


「八朔と温州みかんの不着果原因」
「八 朔」     八朔は自家受粉せず、受粉樹の「夏みかん」の花粉が必要とのことが分かりました。
「温州みかん」 温州みかんは自家受粉するので1本でも実がつきますが、今年何故着果しなかったのかその原因は不明です。
           考えられることは、植え付け1年目の昨年に2~3個実らせたことが樹木の負担になって、幼果の生理落下を招いたことぐらいです。
           来年の着果状況を観察したいと思っているところです。

・色がつきはじめた伊予柑です。


「温州みかん」
この蜜柑は日本原産と言われていますが、名前は柑橘の名産地であった中国折江省の[温州]にちなんでつけられたようです。
我が家では、今年は残念ながら着果しませんでした。

「八朔」
この蜜柑は1860年広島県因島市の「恵日山浄山寺」の境内において偶然発見され、この寺の和尚さんが「旧暦8月1日頃(八月朔日)になると食べられる」と言うことで「八朔」と命名したと伝えられていますが、真相は不明だそうです。
この品種は受粉樹の「夏みかん」の木を混植する事が必要です。