らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

岸和田だんじり祭り

2009-09-19 | 雑学

大阪・泉州に秋を告げる「だんじり祭り」のシーズンが到来しました。
今や日本を代表する祭りの一つとなった「岸和田だんじり祭り」。その9月祭礼だんじり祭りが今日と明日の2日間行われます。
そこで今日は「岸和田だんじり祭り」について調べました。

「岸和田だんじり祭り」は、1703年(元禄16年)、岸和田藩主の岡部長泰が、京都伏見稲荷大社を岸和田城内三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭りが始まりと伝えれれています
当初の祭礼は、「にわか」や狂言などの芸事を演じ、その後に三の丸神社、岸城神社へ参拝したようです。

・岸和田藩主の岡部永泰公です(岸和田市HPより)
     岡部長泰画像の写真
昔は、五穀豊穣を祈願したお祭りでしたが、今は収穫を共に願い、祝うといったことから地域の人々を結びつけるイベントとしての色彩が強くなっているようです。

「岸和田だんじり祭り」は毎年、敬老の日の前々日と前日の土日に行われ、概要は次のようになっています。
第1日目の19日は宵宮で、午前6時から各町のだんじり22台が通称カンカン場へ向かって一斉に繰り出し、”やりまわし”を行い、『曳き出し』が始まります。
午後1時からは南海岸和田駅前にてパレードが行われます。

第2日目の本宮(20日)は、午前9時過ぎから祭りの最大の神事『宮入り』が岸城神社・岸和田天満宮・弥栄神社で行われ、クライマックスに達します。

また、両日の午後7時から10時頃までの間は『灯入れ曳行』と呼ばれる、約200個の提灯で飾られただんじりを、小さい子供から老人まで楽しめるよう歩行曳行し、昼間のだんじりの「動」に対し、雅やかな「静」を演出します。

・約200個の提灯で飾られた『灯入れ曳行』です。(ウィキペディアより)
     

だんじり祭りは泉州、河内や大阪、神戸、奈良など、関西一円の祭りの形態として存在しています。
そのうち、岸和田以南の泉州各地のだんじりは、その殆どが10月祭礼で、体育の日の前々日、前日に当たる、土曜日、日曜日に行われます。
今年の祭礼は、10月10日(土)と11日(月)の2日間です。

・昨年10月の熊取のだんじり祭りです
     

(参考)
・五穀とは、米、麦、粟、稗、豆を言います。
・勧請(かんじょう)とは、神仏の来臨を請うこと。神仏の分霊を請じ迎えてまつること
・”やりまわし”とは、だんじりを曳行する人たちが走ってスピードつけ、だんじりを直角に回す曳行方法です。
・「にわか」とは、俄狂言の略で、素人が座敷や街頭で行った即興の滑稽寸劇で、後に寄席などで興業されたものです。
 明治以降、改良俄、新聞俄、大阪俄と言われたものから喜劇劇団が生まれたそうです。