らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

カイドウの花

2015-04-17 | 

大阪では、つい2週間ほど前は、桜の開花状況が話題になっていましたが、その頃、雨が続いたことから、今年はゆっくり桜を愛でる間もなく散ってしまいました。
林芙美子ではないですが、花の命は短いものです。
桜だけではありません。
同時期に咲く花海棠(はなかいどう)も雨に打たれて早々に散ってしまいました。
しかし、満開の時に撮影していた写真がありますので、少し時期外れになりますが、桜とは違う妖艶な美しさのハナカイドウをご紹介します。

・我が家の「花海棠(はなかいどう)」です。毎年きれいな花を咲かせます。


「花海棠(ハナカイドウ)」は春を代表する花の一つで、美人の代名詞とも言われています。
中国では唐の時代の絶世の美女・楊貴妃に因んで「睡花」とか「眠りの花」とも言われているそうです。

・4月2日に撮影した我が家のハナカイドウです。


このハナカイドウ、その美しい淡いピンクの花が、ほのかに酒気を帯びた絶世の美女のうたた寝顔に例えられていますが、その故事は、玄宗皇帝の妃・楊貴妃が急に帝に呼ばれて、前夜の酔いも醒めないまま、そして髪も乱れたままで現れたため、帝はその様を海棠の花にたとえて、「海棠(かいどう )睡(ねむり) 未(いま)だ 足らず」と言ったことからと伝えられています。
この美しい海棠は楊貴妃自身も好んだそうです。
絶世の美女は自身と同じような美しい花がお気に入りだったようですね。

・いつまでも見飽きることがない、正に、女性の美しさや柔らかさを表現するかのようなきれいな花です。


また、美人のうちしおれた姿を、海棠が雨に濡れて萎れている様に例えて使われる言葉として、「海棠(かいどう)の雨に濡れたる風情」 があります。
「海棠(かいどう)」の花は、美人に例えて使われる言葉があって幸せな花ですね。