先日(6月末)、大阪熊取町は終日台風のような暴風雨が吹き荒れました。
庭の鉢は飛ばされて割れ、ブルーベリーの鉢は倒れて実が落ち、物置が倒れないかと心配しました。(2018年の台風21号で物置が倒れてドアが歪んだことから)
その日の夕方のニュースで熊取町の瞬間最大風速が24.7mであることが報道されていましたが、一昨年の台風(熊取で瞬間最大風速51.2m)と同じくらいの強風に感じました。
翌日、畑が心配になって行ってみると、案の定、西瓜の防獣網は倒壊しており、キュウリ、トマト、トウモロコシなどの支柱も傾いていました。
今日はその被害状況をご紹介します。
・倒壊した西瓜の防獣網です。その奥に傾いているのは左からトマト、キュウリ、トウモロコシ、インゲン豆の各支柱です。
早速、倒壊した西瓜の防獣網から修復作業を始めることにしました。
先ず、上の画像手前の倒れている3本の支柱の1mほど横にロープをひっかける杭を打ち込みます。
その杭にロープを結び、倒れている支柱の先端にロープを引っ掛けて少しずつ引っ張っり、45度くらいまで立ち上げて杭に固定します。
この作業を倒れている他の2本にも行い、3本の支柱すべてを45度くらいまで立ち上げます。
次に、奥側の倒れている支柱を45度くらいまで持ち上げて、別の杭で倒れないように固定します。
この作業も奥の3本の支柱すべてに行いました。
これにより防獣網全体が45度くらいまで立ち上がります。
手前に戻り、最初の杭に括り付けているロープを少し引っ張って60度くらいまで立ち上げます。
同様に他の2本の支柱も引っ張って立ち上げ、杭に括り付けます。
奥側に行き、3本の支柱を押し上げて倒れないように別の杭で固定しておきます。
このように手前側、奥側を行き来しながら少しずつ起こしていき、真っすぐに立ち上がった時に手前側で引っ張っていたロープを杭に結びつけて固定します。
防獣網に使用していた9本の支柱がすべてが立ち上がった後に木槌で打ち込んで修復が終了しました。
しかし雨で畑が軟弱になっていることから、その支柱に鋼鉄の杭を7か所に打ち込んで補強しました。
・修復が終わった西瓜の畝です。
次にゴーヤの棚は倒壊は免れましたが、下の画像のように大きく傾きました。
こちらは右側から押して立て直し、90度に立ったところで、6か所に打ち込んでいる木製杭を再度打ちこみました。
その後、真ん中の左右の杭に鋼鉄製の杭を斜めに打ち込んで補強しました。
これが修復したゴーヤの棚です。
こちらは倒壊したトウモロコシの支柱です。
こちらは四隅の木杭を90度に立て直して再度打ち込むだけで修復できました。
これはキュウリの支柱です。
隣にトマトの支柱があったので倒壊は免れましたが大きく傾きました。
キュウリの支柱は12㎜の鋼管を使用しているので真っすぐに起こして再度支柱を打ち込みました。
トマトやインゲンは傾いただけだったので、支柱を真っすぐに押し上げて木槌で打ち込むことで修復ができました。
畑の土が乾いているときには、どの支柱も強く押しても倒壊の恐れはないと思っていたのですが、雨が降ると支柱を打ち込んでいる土が柔らかくなることから、強風には耐えられなくなるようです。
今後の為に、いい経験になりました。