らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

無残なスイカ

2020-07-22 | 家庭菜園

奄美地方では一昨日、梅雨明けが発表されましたが、その他の地方はまだ1週間ほど先になりそうです。
今年の梅雨は線状降水帯の発生などから「記録的な豪雨」とか「観測史上最大の雨量」或いは「平年の1か月分の2倍以上が数日間で記録された」など、過去に例を見ないことを表現する言葉がよく聞かれました。

今年の私の菜園でもこれらの表現を使用したくなるようなひどい状態でした。
私は毎年スイカ栽培をしていますが、先の大雨によってスイカの畝が水浸しとなり、根腐れを起こして収穫を前に蔓が枯れてきました。
このようなことは今まで経験したことがありません。

・豪雨で枯れたスイカのツルです。


今年のスイカ栽培は植え付けの段階から順調ではありませんでした。
というのは、当初4本の苗を植えたのですが、その内の2本が蔓が伸びる前に枯れてしまいました。
そこで1本を新たに購入して、残った2本と合わせて3本の西瓜を育てることにしました。
3本の品種区分は、早生が1本と晩生が2本です。
植え付けた4月下旬から5月は天候が良かったことから順調に生育し、早生種には4個の実が止まりました。
ところが梅雨に入って雨が続くようになると、この4個の内2個が自然に割れたのです。まだ熟れる前でした。
仕方なく、残った2個のスイカを大事にしていたのですが、その後の雨によって蔓が次第に弱ってきて、遂には枯れてしまいました。
この2個の西瓜も熟れる前でした。
結局、早生種のスイカは収穫することができませんでした。



早生種が枯れた後、残ったのは晩生種の2株だけになりました。
この2株は梅雨に入っても比較的順調に育っていました。
毎日、雌花を見つけては受粉をしていきました。
梅雨の晴れ間が2~3日続いた時に受粉した雌花には実が止まりましたが、その後は雨が続いたことから受粉しても実が止まりません。
それでも受粉が成功した4~5個のスイカは順調に大きくなっていきました。(上の画像に見えているスイカです)

ところがこのスイカにも悪魔はやってきました。
受粉から3週間程度経って西瓜が大きくなってきたころ、梅雨の集中豪雨に見舞われたのです。
この雨によってスイカの畝は水浸しになり、根腐れを起こしました。
熟れるにはまだ2週間ほど早く、「せめてあと10日ほど蔓が枯れずに頑張ってくれていたら収穫できるものを・・・。」と願いましたが、残念なことに、こちらも完全に枯れてしまいました。



蔓が枯れたのはスイカだけではありません。隣に植えているマクワウリも然りです。
スイカ同様に水浸しになり、根腐れの状態です。
例年であれば、足の踏み入れ場がないくらいに蔓が伸びているのですが、今年はご覧のように蔓が枯れてきています。
こちらも数個の実がなっていますが、熟れるまで蔓が持つのかどうか心配です。

他にもナスやトマトの茎が立ち枯れ病になって枯れてきているのです。
私は家庭菜園を始めて30年近くなりますが、このような状態は初めてです。
正に30年に一度、いや、私の菜園史上最悪な結果となった今年の野菜作りです。