先日、NHKだったでしょうか? 関西地方の天気予報の前に流すスポット映像で、「ヒオウギ(檜扇)」の花を紹介していました。
ヒオウギは我が家でも咲いていて、毎日見ている花なのでご紹介します。
ヒオウギはアヤメ科アヤメ属の多年草です。
日本では古くから親しまれており、生花材料として栽培されてきました。
原産地は日本、中国、台湾、インド北部で、日本では本州、四国、九州、沖縄に分布し、日本以外では、中国、朝鮮半島、台湾、ブータン、インド、ネパール、フィリピン、ベトナムなどに分布しています。
京都では祇園祭には欠かせない花で、時期が来ると軒先などに飾られるそうです。
ヒオウギの花期は7月~8月で、花期になると葉の間から長い花茎を伸ばし、上部で分枝した茎の頂部に花径3~5㎝程度の花を数輪咲かせます。
花は6枚の花弁を持ち、花弁には特徴的な橙色の斑点が入ります。
花後は果実をつけ、秋に熟してはじけると中からツヤツヤの黒いタネが出てきます。
このタネは射干玉(ぬばたま)と呼ばれます。
和歌で「夜」や「黒」「暗き」などにかかる枕詞「ぬばたまの」はこのタネの色から来ているとも言われています。
「名前の由来」
ヒオウギは漢字では「檜扇」と書きます。
厚みのある剣状の葉を左右交互に出して行儀よく二列に並び、扇のような姿になりますが、この葉の並び方が、「檜扇」という扇子に似ていることが名前の由来となっています。
・これが名前の由来となった檜扇に似ているヒオウギの葉です。
(参考)
広辞苑によれば、檜扇とは、檜(ひのき)の薄板を重ね、下端の穴に糸を通して要とし、上端を白や紅の糸で綴り連ねたものです。
・これが扇子の檜扇です。(ネットより)