らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

本格焼酎とは

2021-11-02 | 雑学

昨日、衆議院選挙の結果が確定しました。
事前予想では、単独過半数の獲得が危ぶまれていた自民党は、絶対安定多数となる261議席を獲得し、公明党も議席を増やして、与党で293議席となりました。
一方で、政権交代を前面に訴えて、共産党を含めた野党統一候補で臨んだ立憲民主党は大きく議席を減らし、共産党も選挙前の議席には届きませんでした。
こうした中、共闘野党とは一線を画した日本維新の会は4倍近い議席数となる41議席を獲得して第三党に躍進しました。

今回の選挙では与野党ともに新人が当選し、ベテラン大物議員が小選挙区で落選するなど、世代交代を思わせる結果でもありました。
早速、当選した選挙関係者の皆さんは喜びの祝杯を挙げたことでしょう。
そして健闘むなしく落選した関係者の皆さんは悔し酒、或いは、泪酒、否、やけ酒かも知れませんが、苦いお酒を飲まれたのではないでしょうか。

ところで、お酒と言えば、昨日は「本格焼酎の日」という記念日だったそうです。
そこで今日は焼酎について調べました。

「本格焼酎の日」
11月1日は「本格焼酎の日」という記念日ですが、でも、何故この日が「本格焼酎の日」になったのでしょうか?
調べてみると、焼酎は普通8月〜9月にかけて仕込みが始まり、新酒ができあがるのが11月1日前後なのだそうです。
この日にその年の新酒、言わば焼酎のヌーボーが飲める記念すべき日であることと、本格焼酎を広くアピールするための日を制定することになったことから、昭和62年9月、九州で本格焼酎業者の会議が開かれた時に「本格焼酎の日」が制定されたということです。

・私が飲んでいる本格焼酎です。赤枠のところに本格焼酎と表示されています。


「焼酎」
ところで、焼酎とはどのようなお酒なのでしょうか?
広辞苑によれば、焼酎とは蒸留酒の一種。日本酒製造の際のもろみ又は酒粕を蒸留したもの。又は米・麦・粟・きび・稗・甘藷・馬鈴薯・糖蜜などを原料として造り、水で薄めたもの。
と説明しています。

「本格焼酎」
そして、焼酎は蒸留法の違いによって酒税法上「甲類」と「乙類」に分けられますが、この表現が等級の違いのようであり紛らわしいため、原料の風味が活かされた乙類を「本格焼酎」と呼ぶようになったそうです。

「甲類と乙類の定義」
(株)酒文化研究所によれば、焼酎と一口にいっても日本全国で700社近くのメーカーが製造していることから多くの種類があります。
そして、焼酎は甲類と乙類に分けられます。

・甲類
 甲類は連続式蒸留機で蒸留したもので、この方法だとほぼ完全にエチルアルコール以外の揮発成分を取り除くため、無味無臭なお酒に仕上がります。

・乙類(本格焼酎)
 これに対して乙類焼酎は伝統的な単式蒸留という手法を用いているので、原料や発酵に由来する香味成分が多く取り込まれています。
 従って産地や原料の違いから生まれる、特有の味や香りの違いが楽しめます。

・甲・乙焼酎の分類((株)酒文化研究所より)

  本格焼酎 泡盛 甲類焼酎
原料 穀類・いも酒粕など 米(長粒米が
中心)
粗留アルコール
麹菌 白麹中心 黒麹 -
蒸留方法 単式 連続式
アルコール分 45度以下 36度未満

麦焼酎、米焼酎、いも焼酎、そば焼酎などいろんな風味を楽しめる乙類焼酎の中でも、伝統的に使用してきた原材料だけを使っているものが、本格麦焼酎などと名乗ることができるのです。
一方、泡盛は沖縄で昔から造られてきた本格米焼酎の一種ですが、仕込み方法や麹の種類などが他の本格焼酎とは異なり、熟成方法にも独特な方法を採用しているということです。

焼酎に「本格焼酎」という表示があるとは知りませんでした。
私が飲んでいる「下町のナポレオン”いいちこ”」も本格焼酎でした。
現役の頃は焼酎を飲んでいませんでしたが、飲み始めると美味しいものですね。