らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

失敗した今年のイチゴの定植

2021-11-16 | 家庭菜園

例年、10月に定植しているイチゴを今年は9月29日に行いました。
その理由は、大阪南部の熊取地方は9月になって畑を潤すような本格的な雨が降らず、畝がカラカラに乾燥していたため、別の畝に植えていたイチゴの苗が枯れ始めたのです。
雨が降らない日が続くのであれば、「定植した後にその苗にだけ水遣りをした方が良いのではないか」と判断し、いつもより少し早めの9月29日に定植しました。
それが失敗の元でした。
今日は失敗した私のイチゴの定植をご紹介します。

「苗作り」
私のイチゴの苗作りは、春に収穫が終わった後、イチゴがよくできた株を別の畝に植え替えてランナーを育てています。
下の画像がその苗の畝で、3品種の苗を植えています。
画像の左上の部分にアキヒメを、中央の良く茂っているところから茎の低いところまでがトヨノカ、手前の元気な苗の塊がアスカルビーです。
この内、左上のアキヒメは殆どが枯れてしまいました。

・これがイチゴの苗です。この中から太くて根がよく伸びている苗を定植に用います。


定植するために掘り上げたトヨノカの苗です。
株も太くなっており、根もよく伸びて理想的な美しい苗となっていました。



上記の苗を9月中旬に準備していた6畝に植え付けます。
各畝には、株間35㎝、条間30㎝の穴を開け、水を流し込んで十分湿らせておきます。
その穴に、クラウンと呼ばれる根の上の太いところに土が被らないように浅植えします。
畝には1条に13株ずつを2条に植え付けました。

「失敗の原因」
一言でいえば気温が高い時期に植えたことです。
今年は10月上旬に最高気温が30度を超える真夏日が6日、28度~29度の厳しい残暑が4日も続いたことから、朝に夕に水遣りをしましたが、定植した苗の半分ほどは活着しませんでした。
幸い、予備の苗を残していたので、その都度、植え替えをしたのですが、植え替えをした苗もまた枯れて、再度、或いは再々度、植え替えする株もありました。

・9月29日に定植したイチゴの苗です。この内の半分くらいは枯れてしまいました。


「反省」
苗を育てている畝の水遣りが大変でも、気温が25度以下になるまで待つべきでした。
10月後半になって本格的な雨が降ったことと、最高気温が22度~23度と涼しくなったことに加えて、畝が十分湿ってきたことから、漸くイチゴの苗が生き生きと育つようになりました。
この後は畝を整えて、草や枯れた葉っぱの除去などの栽培管理をしていきます。
来年2月頃に追肥とマルチを張り、ビニールトンネルの設置をして生長を促し、収穫を待ちます。

・漸く活着したイチゴの畝です。