らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ボジョレーヌーヴォー解禁日とワインの日

2021-11-20 | 雑学

一昨日の18日(11月第3木曜日)はボジョレーヌーヴォーの解禁日でした。
現役時代、出向していた先がフランス料理に関係する団体であったことから、解禁日のこの日には、ボジョレーヌーボーが市価より安く斡旋してもらえることから、このワインを飲むのが恒例のことでした。
しかし、リタイアするとワインとは次第に縁が遠くなり、現在では全く飲まなくなりました。
縁が遠くなったとはいえ、ワインと聞くと何となく懐かしく感じることから、今日は「ボジョレーヌーボーの解禁日」の由来と「ワインの日」について調べました。

「ボジョレーヌーヴォー解禁日の由来」
ボジョレーヌーヴォーの解禁日が制定されたのは1960年代のことです。
その背景は、ボジョレー地方の新酒がおいしく、大人気であったことから、まだ熟成していない粗悪品が市場に流通するのを防ぐためでした。
そのために、解禁日を定めることにしたのですが、当初はその日を11月11日としました。
しかし、その後この日が「休戦記念日」という別の祝日になったことから、11月15日の「聖タルベールの日」を解禁日に変更したのです。

ところが、今度は 商人たちから異議が申し立てられました。
この頃のフランスでは、土曜日・日曜日は、お店も流通業者もほとんどが休みでした。
このため、販売業者を中心に「11月15日が土・日と重なった場合に販売チャンスを逃がす」という声が上がったのです。
そこで、「曜日を固定しよう」ということになり、「解禁日を木曜日に固定しよう」という意見が出て、1985年よりボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を「毎年11月の第3木曜日」に改定したということです。 

・2021年のボジョレーヌーボー
です。


「ワインの日」
ところで今日は「ワインの日」だそうです。
この記念日は1994年に一般社団法人日本ソムリエ協会によって制定されたようですが、でも、なぜ、20日になったのでしょうか?

実は、この記念日にはワインのフランス語である「vin(ヴァン)」が関わっているようです。
ワイン(wine)は英語ですが、フランス語では「vin(ヴァン)」と言います。
この「vin(ヴァン)」の発音が、数字の20のフランス語である「vingt(ヴァン)」と似ていることで、毎月20日がワインの日に制定されたと言われています。

「ワインの日」は日本独自の記念日です。
制定の狙いは、販売促進を図ろうという業者の目論見があるのかも知れません。
でも理由はどうであれ、この日が広く認識されて、ワインの消費量が増えるといいですね。