弊ブログのタイトルは「家庭菜園日記」であるにも拘わらず、最近のアップ記事には菜園関係のものがありません。
そこで、寒い中、久しぶりに畑に行ってきました。
ブログに紹介するようなものを探したところ、収穫が終わって、放置している畝が少しあったので「寒起こし」をすることにしました。
「寒起こし」
「寒起こし」とは、土壌消毒の方法の一つで、寒い冬に土地をスコップ(シャベル)で深さ30㎝ほどのところまで掘り起こし、寒さにさらすことによって病害虫を死滅させるもので、「寒ざらし」とも呼ばれます。
「効果」
その効果についてネットで調べると、土の中に含まれる水分が夜に寒さで凍り、日中には表面が溶けて乾燥します。
それを繰り返すことで土の水はけや通気性が良くなり、サラサラの土になる効果があります。
さらに、米ぬかや堆肥、腐葉土などの有機物を投入すれば有用な微生物のエサになり、野菜の根がよく張るフカフカの土になるということです。
なお、病害虫の被害が深刻な畑では寒起こしの後、薬剤を併用するのがよいようです。
その理由は、薬剤の中には使用後1ヵ月ほどは野菜の栽培を避けた方がよいものがあるため、農閑期のうちに散布をすることがよいとのことです。
私の「寒起こし」は寒風に晒すことを目的に行ったので、堆肥などは投入していません。
春先になって、土の塊が崩れてきた時に堆肥の混入と耕うんをして畝作りをする予定です。
先日「寒起こし」したのは下の画像の3畝です。
・放置していた畝です。(before) ・寒起こしした畝です。(after)
「寒起こし」は地味な作業ですが、冬の間の大事な作業の一つです。
クワや耕運機で地表近くを耕すだけでは期待できない効果があるということでした。
菜園をされている方は、試しに寒起こしをしてみては如何でしょうか?