らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「寒九の雨」は豊作?

2023-01-16 | 季節

最近の天気予報はよく当たります。
私が住まいしている大阪南部の熊取地方は一昨日の土曜日は一日中雨が降りましたが、この予報は一週間前から出ていたものです。
それまでは晴や曇り空が続いていたことから、果たして本当に雨が降るのかと思っていましたが、予報通りでした。
昔の天気予報の信頼度は低かったですが、現在では9割以上の確率で予報が当たっているのではないでしょうか?

ところで、一昨日の14日は「寒の入り」から数えて9日目に当たる「寒九」と言われている日でした。
昔から「寒九」にまつわる言い伝えがありますので調べてみました。

「寒九(かんく)の雨」
寒の入りから9日目を「寒九」と言い、この日に降る雨を「寒九の雨」と言います。
昔から、この日に雨が降るとその年は豊作になるという言い伝えがあって特別な日とされているのだそうです。
その理由は定かではありませんが、この頃の水は寒さと乾燥で雑菌の繁殖が抑えられることから豊作をもたらす雨とされているのだそうです。
更に、寒の時期の雨が雪となって山に降り積もり、春になると凍っていた「寒九の雨」が、豊富な水となって田畑に流れ出して豊作になるとも言われています。

「寒九の水」
前記したように、小寒から9日目の「寒九の日」は寒さと乾燥で雑菌の繁殖が抑えられるため、水が澄んで質がよく腐りにくいことから、「寒九の水」は薬を飲むための水として重宝されており、水自体も薬になると信じられて飲まれていたそうです。

「寒四郎」
「寒九の雨」が豊作になる吉兆であると考えられたのに対し、寒の入りから4日目のことを「寒四郎」と呼び、この日を厄日としている農家が多かったということです。
農家にとって、この日は麦作の豊凶を占う日とされていました。
晴れなら豊作、雨や雪なら凶作となると言われていたことから、麦の厄日とされていたようです。

因みに今年は1月9日が「寒四郎」でしたが、当地のこの日は晴でした。
この占いでは今年の麦作は豊作になるようです。

ロシアの軍事侵攻や円安で農作物を始め諸物価が高騰しています。
占い通り、農作物が豊作になることを祈りたいですね。