今日は、「てとてと」の支援者養成講座を受講した。講師は、電話相談員の島田令子さんで、お題は「ピア・ヘルピング」。「ピア・ヘルピングって？？」なんとなく、言葉の感じから受ける印象通り、“ピア”とは仲間のこと。“ヘルピング”とは、助けたり助けられたりすること。
「ピアヘルパー＝助ける人」
「ピアヘルピー＝助けられる人」
人の話や悩みを聞いていると、不思議と自分が慰められていることがあったり、大事なことに気づかされたりしている自分。なんか、その人を助けたいのに、自分が助けられてしまって、申し訳ない・・と思うことが多い私。
今日の講座は、そんな私を初心に帰らせてくれる内容だった。
～ピアヘルパーの心構え～
・ことばよりも気持ちをつかむ
：「私ってだめ母なんよー。」と相手が言ったとする。そんな風に言われたら、大抵は「そんなことないよー」と返すよね。でもピアヘルパーは違うのだ。「そうなん、だめ母なん。どうしてそう思うの？」と聞く。上辺の言葉で判断せず、その言葉の裏にある気持ちを分かってあげようとする技術。
・行動よりもビリーフ（どんな考えか）をつかむ
：どんな考え、思考に基づいた行動なのかを考える技術。「だめ母」と思った原因や、どうしてそう考えたのかを聞いてみる。「何か嫌なことがあったん？」
・直そうとせず解ろうと努める
：その人の考え方や行動を正しくしようとか、こうしたらいいとアドバイスするのではなく、その人自身の考えを認めてあげ、解ろうとしていることを伝える技術。「あなたは、そんなふうに考えてそう思ったんだね。」と言われると、自分を解ってくれていると思う。
ふむふむ・・とメモを取りながら聴いていたが、簡単そうで実践するのはかなり難しい。幾度となく受けてきた研修やら講座やらで見聞きしてきて、頭では理解しているつもりでも、35年間の自分の性格や癖は、なかなか直らずに、うまく実践できない。というか、何日かするとせっかくの知識も忘却の彼方・・・で、思い出したときには相手は帰っていたり、いなくなっていたり・・・。
「相手を助けてあげたいとか、いいことを言わなくてはと思って、つい『こうしたら？こうしてみたらどう？』と言ってしまう。でもそれは、相手を支配することなんです。支配するってことは、相手は『ああ、この人も自分を信用してくれる人ではないんだ』と思ってしまい、それ以上は話さなくなってしまいます。」と、島田講師。
ああ、グサッ！私、そんなこと言ってますぅぅ。と心の中で反省しきりだったし。
明日から、努めて実践してみよう！
そうね、これを読んでくださっている方で、私の“ピアヘルパー”ぶりに「？？」と思ったら、いつでもチェックお願いしますね。抜き打ち実態調査、潜入調査、おとり捜査？もOKです。よぉーし、かかってこい！！？？