ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

ハッピーバースデー 長女よ

2011年06月29日 | 子ども
あなたが生まれたのは、12年前。

初めての出産。

大きくなるおなかに、とてつもない不安を抱えていました。

女性でなくなる姿に、愕然とした時期もありました。


おなかの中の赤ちゃんに、声をかけましょう。と言われても、

なにを話しかけたらいいのかわからず、

なにを話しても、「いい母親を演じている」ように感じて、

どこか冷めている自分もいました。


無機質な病院が嫌でした。

人生で最初の大きな出来事の割りに、

歓迎されている感じがしなかったこともありました。

少し悲哀のある毎日の中でも、

でも確実に、わが子への愛着が生まれてくることも、

無視はできませんでした。


0歳から絵本を一緒に読み始め、

以来、12年間ずっと読み聞かせをしているのは、

私のコミュニケーション下手のところが功を奏した賜物ですね。


一緒に川原の花畑を散歩した日々が、忘れらないなぁ・・・。

ほんとうに、いろんなことをした気がします。

そんなに忙しくなかったから、今よりもずっとずっと

同じ時間を過ごし、同じ感動をしてきたんだよね。

楽しくて、幸せで、

私は子どもに会うために生まれたのだと、確信しました。




あれから、12年経つんだね。

長女が「生まれてから、もう12年経ったよ!」って言うので、

「そうだねぇ。 でも、まだまだ、でしょ。。 
これからの方が、長くて、そして楽しいんだよ!」ってメッセージ。

そう、楽しみながら生きていきましょう!


そらさんからも、ケーキをいただきながら、

なにやら、メッセージをいただいていましたね。

ありがとうございます。


いろんな大人たちや、子どもたちと接しながら、

あたたかく見守っていただく幸せを感じる日でした。

ありがとうございます。

ありがとうございます。


あなたの未来は、

どんな未来でも、明るく前向きに、人のせいにしない、

魂の大きくてま~~るい人になってほしいなと、祈ります。

そのための環境は、私も努力します。が、

きっとね、

そうなるように用意されているのだと、思います。

きっと、彼女は自分から、

きちんと準備してきていると思います。


もし、道を間違えそうになっても、

あなたを信じて、

あなたを見守って、

そっとサポートできたらいいなと思っていますよ。

自分で気づき、自分のものにしていくこと。

それは、あなたを信じてるから、できることだと思っているから。

私は、わが子をわが子と思っていないところがあります。

一個人として、どこか一線を引いて、見ているところがあります。

冷たく見えるかもしれませんが、

彼女たちは彼女たちの学びがあるのだと思っている私です。


そう、子どもたちを愛しています。心から。とてつもなく。

でも、どっぷりと同化はしないのが、私なんです。

きっと、誰とも、同化しないのが、自分なんです。

自分は自分なんです。

子どもは子どもなんです。

私のもの では ないんです。

子どもは、子どものものなんです。


もの、というと語弊ありますね。

ものではなく、それ自身ということです。



お誕生日、おめでとう。

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