さて、トルファンに別れを告げ、
ウルムチに向かう。
180キロの距離。
トルファンは、ユーラシア大陸のど真ん中にありながら、標高はなんとマイナス150m。
つまり海より低い場所にある都市。
トルファンとウルムチを結ぶ高速道路沿いには,
ダム湖、大きな湖、そして塩湖などもある。
何て書いてあるかわかんないけど、
中国って、スローガンの国だよねぇ。
おそらく、国民への目標メッセージ的なものだと思うんだけど、
なんか、必死感が伝わってくるね。
政府の。
カレーズ。
ペルシャ語で『地下水』の意味。
蒸発量が降雨量をはるかに超えると言われる、この町、
吐魯番(トルファン)の生命線、天山山脈からの水が流れる地下水路。
盆地の傾斜を利用し、高い所に井戸を掘り、2、30メートルごとに竪穴を掘り、
それを横穴で繋いで水を通してくるそこから天山の底を流れる地下水を暗渠を通して、
その同位にある地上に水を引くという方法。
井戸は最も深いもので67m、長さは普通3km、最も長いものは10km、
トルファンには約1500本のカレーズが掘られ、縦横4000kmと言う。
吐魯番の人口約18万人はこのカレーズによる水の恩恵で、日常生活を送り、
約3万haの耕地が緑に覆われ、白葡萄・ハミ瓜。長繊の綿花などが実る。
トルファンの人たちは外国人に自慢話をする。
中国には世界一の長い物が3つある。
万里の長城。 黄河と長江。 トルファンのカレーズ。
中国で1,2を争う乾燥地帯でありながら、水路に水が溢れ、
ポプラ並木が風に揺れ、
ブドウの産地となっているのはこのカレーズがあるから、、、か。
ツアーの予定には入っていなかったけど、
『中国の建国記念日(10月1日)を記念してトルファンのぶどう農家へご招待』
ってことで、ぶどう農園を訪問する。
「トルファンの優良家庭」?に選ばれたというファミリーらしいけど、
仲のよい(きっと)、まじめな(おそらく)一家なのでしょうね。
こんなぶどう(畑)です。
素朴な感じでおいしそうでしょ。
屋根の上には、屋根裏部屋ならぬ、屋根上部屋ってのがあって、
若夫婦(!)の夏の間のベッドルームだそうです(笑)。
おやつ。
ぶどうと、揚げ菓子のようなもの。
素朴でいいよね~
自作の各種干しぶどうとお茶の接待がありました。
と共に、そのありがたい接待の後は、
農園でできたドライフルーツの販売もあり。
そういうことです、つまりは。
はい。
バザールで見かけた人編です。
トルファンの人はこんな感じ。
司馬先生によると、
「新彊の人はトルコ系と白人(アーリア系)の混血を祖先とする」、
らしいのですが。。。
こういう光景を見ると、
トルファンは、まさにシルクロードの一大拠点だったんだ!
と改めて感じます。
殿方が興じておられたボードゲーム。
バックギャモンのような??
この石の塊のようなものは、石鹸だそうです。
このバザール、概してオトナが多かったです。
日本でも、子供はあまり市には行かないものね。
(ていうか、都会にはもう市は存在しないのかも?)
てことは、ヤングが集まる場所は他にもあるってこと?
トルファンの若者たちがどんなものに夢中になっているのか、
洋服とか、音楽とか、スポーツとか、
ちょっと見てみたかったな。。