ヨシムラ・サイエンス・ラボ

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技(わざ)の融合 ~今日の富山新聞から~

2011年03月04日 | お知らせ
こんばんわ。
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日の富山新聞に「富山、高岡の技融合 ガラス+銅器、漆器=新作」と題して、高岡の銅器や漆器と、富山のガラス技術を融合させた新作完成に関する記事が載っていました。

これは、2008年4月に結成された「MGJプロジェクト」による取組みの一つで、異なる素材を複合化させることでデザイン性に優れた商品を開発することが狙いだそうです。

ガラスは光を透過しやすく、その透明感は他のどんな素材よりも優れています。その一方で、ガラスは割れやすい性質を持っており、はかなさも感じる素材ですよね。

銅器は、これまでにヨシムラ・サイエンス・ラボで何度となく紹介していますので今さら紹介するまでもありませんが、金属が持つ重みや色合い、重厚感が特徴で、歴史のある素材です。

漆は、ウルシ科の植物から取れる樹液を加工したウルシオールと呼ばれる天然の樹脂、いわゆる天然のプラスチック素材と言えます。

これらの全く異なる特徴を有する三つの素材の融合によって生まれた作品。
非常に興味深いですね。

明日(5日)から、高岡市の駅地下芸文ギャラリーで展示されるそうです。
明日にでも見てきたいと思いますので、その結果についてはまた紹介したいと思います。

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