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高岡銅器の原材料 「銅」 その①

2011年01月29日 | 高岡銅器
こんにちは。
今日は高岡銅器の原材料である銅(どう)についてサイエンスします。

銅は鉄と共に人類が最も古くから使用してきた金属であり、西暦紀元前7,000年から8,000年頃、新石器時代人によって偶然に自然銅(しぜんどう 銅を主成分とする元素鉱物)として発見されたと言われています。
想像を絶するくらい前のお話ですよね。
以来、銅の美しい色調、作りやすさから、さまざまな用途に使用されています。
その一つが高岡銅器ですよね。

高岡銅器の他に、身近なもので銅が使われているものを挙げると。。。

たとえば、コンセントの先端の金属製の2本の突起物。
色は銀色ですが、これは表面にめっきしているためです。

その他には、車のカギ。ジーパンのチャック。エアコンの屋外機と室外機を繋ぐ配管。硬貨(5円玉、10円玉、100円玉、500円玉)。・・・・
挙げだすときりがありません。
これらはすべて銅を主成分とする金属でできています。

このように、銅は歴史が古いだけあってかなり身近な金属なのです。


次回は、最近、新聞でよく書かれている銅の価格高騰について述べたいと思います。
お楽しみに。



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