三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

トイレのバリアフリー

2008年10月16日 06時37分43秒 | Weblog



先日見学に行った現場公開での写真。
トイレの手すりの面白い製品が取り付けられておりました。
うねうねと折れ曲がっていて、色もなんとも鮮やか。
強烈な印象なんですが、
黄色って、毎日見ていると、そう強烈感は持続しない色。
だんだん馴染んできて、思ったよりも落ち着きはある色だと感じています。
あ、わが家でも家の真ん中にあるらせん階段を黄色く塗っているんですよ。
ちなみに風水では黄色って、金運を呼ぶ色とかで、
カミさんから聞いて以来、黄色を好きになるように自己暗示をかけ続けている
一般的大衆のごく一部分がわたくしであります(笑)。

ってまぁ、色はおいといて、
人間工学を考えたと言うことで、複雑な形状になっていますね。
たぶん、よっこいしょっというひと動作ごとに
過不足なく、体を支える働きをするものと理解されます。
以前はこういう装置について、
イマイチ、現実感をもてなかったのですが、
だんだん、高齢化がわたし自身の肉体にも影響が現れてきているので、
このような手すりとか、現実感が高くなってきています。
そういえば、文字の大きさというのも、
ちょっと前まではほとんど気にしていなかったのですが、
たとえば名詞などで、英文のメールアドレスなどは
ほとんど解読不能になってしまっています。
デザイナーとかに注文するのですが、
かれらはどうしても全体のバランス感覚を優先してくるので、
機能要素のような、文字のベタな伝達性優先という考え方は基本的にしない。
でも、高齢化の時代、バリアフリーということは
デザインの分野でも大変重要なテーマだと思います。
それとして、でかくしました、っていうようなレベルではなく、
わかりやすさという根本的なテーマをしっかり追求して欲しいものだと考えます。
若い世代でも、高齢世代でも誰にもわかりやすい、ということが重要。

そういう意味ではこうした手すり、
毎日使い続ける中で、使い勝手優先で考えられている感じがします。
目に鮮やかな色合いも、そう考えると納得もできる。
まぁ、考え方はいろいろにできるとは思いますが、
生活上のわかりやすさ優先のひとつの形ではあると思いますね。



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