先週末木曜日に北海道に帰ってきましたが、
それまで26日まで4日間いた東北では、
南部の福島、宮城ではサクラは満開、春爛漫。
でも、北上の「展勝地」のサクラはまだつぼみっぽい感じ。
(って、新幹線の中からちらっと見た目視ですが・・・)
で、それ以北の岩手、青森県ではまったくの上、
青森では平地でもまだ積雪が残っている様子でした。
その後、北海道への移動は列車でしたが、
こちらは雪はないけれど、サクラは影もない。
・・・、と思っていたら、
金曜日には札幌市西区山の手のわが家の近くでは
こぶしの花が3分咲き程度になっております。
家のまわりの花壇でも、緑の勢いが増しているし、
クロッカスや、いろいろな草花が咲き出している。
北海道では、春の花々が咲き始めてからようやく
サクラが芽吹いてくる、一斉に春が来る。
そんな様子が体感できるような気候になって参りました。
でも、カミさんもよく言っているのですが
本州地区のサクラの見事さと比較すると
北海道のサクラは、その重量感が不足している。
ヤマザクラとソメイヨシノの違いが、比べてみると悲しいほどっていいます。
日本人の「花鳥風月」への心理で、
このサクラへの思い、その心象風景の中の重量感はまことに大きい。
サクラの見事さがあってはじめて、花鳥風月が際だっていくのかも知れない。
そういった花鳥風月に、どうも北海道人の感受性は
イマイチ、ノリが良くないのですね。
まぁ、だから花見と言えばジンギスカン鍋というような、
一種変わった風習が芽生えてきたりするのでしょうか?
まぁ、まだまだ開花予想では時間が掛かって、
札幌周辺では連休の終わり頃に間に合うかどうか、っていうところのようです。
しかし、気温はだいぶ上昇してきて
きょうあたりは、少しは行楽日和。
北海道でも一番温暖そうな伊達あたりまで、足を伸ばしてみようかと
そんな季節にたどりついてきましたね。
遅い春のGW、気分だけでも味わってきたいと思います。