三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

オーニングか、エアコンか

2006年12月05日 05時54分52秒 | Weblog

先日の宮城県石巻市近郊の住宅にて、オーニングを発見。
オーニングって、日射の制御には大変有効といわれるものです。
室内のカーテンなどでは、熱を取り入れてしまってから
伝導を少し緩和させる、くらいの効果しか期待できないのですが、
オーニングでは、強すぎる日射熱を遮るので、室内への伝導熱を抑えることが出来ます。
まぁ、エアコンをガンガン使うよりは省エネルギーであることは明確。
ところが、なかなかデザイン的に、取り入れるっていうビルダーさんは少ない。
エアコンの室外機は、しょううがないと考えるのに
どうしてなんでしょうかね。
それと、オーニングのメーカーなんかも、もっと工夫して
マンション用とか、ビル用とかいろいろ開発すべきなんでゃないでしょうか。
地球温暖化防止の、省エネルギーという面では、効果は高いと思われるのですが・・・。

北海道などの雪国では、積雪加重の問題もあるので、
普及しにくいと思いますが、
本州の温暖地域では、大いに地球温暖化対策にいいのではないでしょうかね。
コスト的には、確か、エアコンとほぼ同じくらいの負担になります。
このあたりが心理的に、エアコンならば暖房にも使える、という
心理を刺激して、2の足を踏ませるのかも知れませんね。
でも、この家でもそうでしたが、ウッドデッキが増えてきているので
それへの屋根かけ、と考えればコスト面でもけっこう有用性は高い。
大いに普及して欲しいオーニングって、
少し語呂かけにもなりますが、いかがなものでしょうかね。
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