三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

薪とペレット両用ストーブ

2007年10月30日 05時36分22秒 | 住宅性能・設備

先日の見学時に見た住宅のストーブです。
最近、高性能住宅を指向する人たちは、同時に自然派でもある感じ。
なので、熱源はオール電化というケースが多いのですが
薪ストーブを設置する人も多い。
高性能住宅の駆体への安心感が、シンプルな暖房形式を楽しむ気持ちを刺激するのでしょうか?
余談ながら、こういう暖房形式での例で、
Q1.0住宅で、しかも太陽光発電パネルも乗っけて売電も試みているお宅では、
オール電化住宅で、1年間の電気料金が、なんと、90000円だったそうです。
しっかり取材したわけではなく、ビルダーさんからの情報ですが・・・。
???、というような思いがするんですが、どうも事実らしい。
しかも、売電した金額が1年間で90000円っていうんですから、
それだと、1年間電気料金がかからなかった、というのと同じ。ちょっとにわかには信じがたい。
ただ、その施主さんって、薪ストーブファンなんですね。
住宅の性能はQ1.0なので、省エネルギーも極限的なんでしょうか、
で、暖房と言うよりは、楽しみながら、薪ストーブを使っているので、
ほとんどそっちがメイン暖房になっている様子。
そういう部分も多少は影響している数字なのかも知れません。

おっと、薪ストーブの紹介でした。
薪ストーブは燃やす材料によって、機種が違いますが、
これは製品として販売されているペレットと同時に
薪も燃やせるタイプということ。
火持ちの点ではやや早すぎるということがあるそうですが、
国内製で、価格が180,000円と言うことで、廉価。
こういう高気密の住宅では、吸気を工夫してやらないと
なかなか上手には火がついてくれない。
ちょうど見に行った前の日から日を入れてみたそうで、無事着火を確認したと言うこと。
薪ストーブは、燃やした後の輻射が、この写真の例のように
後背のレンガに蓄熱されて、じんわりと家の中が暖まるのだそうです。
ビルダーさんたちが異口同音に話していました。
このあたり、実践的なノウハウになるのでしょう。
しかし、こんなストーブって、やはり良い雰囲気を醸し出してくれますね。
朝起きて、薪ストーブに火を入れて暖を取る暮らしって、
やっぱり憧れてしまうし、
そういう季節感が迫ってくる、という感覚も
北国らしい、この時期ならではの郷愁に似た感慨。
北海道は寒いけれど、こういう楽しみって言うのも、いいものなんですよね。
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