先日の新住協総会で展示されていたもの。
グラスウールというのはだいたいが黄色だったり、赤だったりの
色がついているものが多い。
あれはなんでなんだろうと、考えることはなかったのですが、
こういうふうに展示されて初めてなぜかと考えてしまいますよね。
そのへんはメーカーさんもたぶん同じような感覚なんだろうと思いますが、
白いグラスウールというシロモノ(笑)。
実物としてみたのは初めてであります。
以前にも、別のメーカーから白いのが出たことがあったのですが、
そのときのものとは作り方が違って、以前は着色料を加えていたのが、
今回はそうではない、という説明でした。
で、どういう用途なんでしょうか、と聞いても
どうも心許ない説明でした。
まぁ、試しに作ってみたと言うことなのか?
ということでしたので、
以前に取材で見かけた事例で、ポリカーボネートでこの白い断熱材をサンドイッチして、
いわば、「半透明な壁」を作っていた例をお話しいたしました。
こういうケースだと、断熱材が入っている場所は半透明な壁で、
入っていないところは、半透明な「窓」という違いです、
というように設計者から説明を受けた話をお話ししました。
逆に、たいへん面白がって聞いてくれていました。
ポリカーボネートを外壁材料にしよう、というのは
かなりの冒険心がなければならないところですが、
その家は設計者の自邸だったので、やってみたかったということでした。
ところがその後、白い断熱材が販売されなくなって、
そういう挑戦は頓挫しているようだったのです。
そんなところに、こういう素材が再び出荷されると言うことなので、
さて、どんな使い方をみなさんするものかどうか、
ちょっと興味を覚えた次第なんです。
また、ああした挑戦が行われるか、
少し、状況をウォッチしていきたいと考えています。
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