三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【東京マイタウン渋谷で迷子になった(笑)】

2020年01月30日 06時36分03秒 | Weblog
関東出張中もブログについては「北海道住宅・・・」を続けようと
考えていたのですが、やはり体力的に持たず思考時間を確保できない(泣)
ということでやむなく「出張時ブログ」にします。
でも、時間が確保できたらまた復帰します。

で、昨日は久しぶりに渋谷の街である企業を訪問。
年に数回は東京には来るけれど渋谷での企業訪問はしばらくなかった。
しかしわたしは大学時代のホームタウンであり渋谷の体内方向感覚はある。
駅の構成とか、基本になる建物などの記憶は持っているので、
まぁだいたい大丈夫と思ってアポしたのです。
クルマで移動していたので、なるべく駅直近のパーキングにと駐車させて
あとは「ハチ公くらいは残っているんでしょう(笑)」ということで、
そこで落ち合うことにしていた。
渋谷でハチ公というと、それだけでネタみたいなものですよね。
ところが、いざ歩いて渋谷駅周辺を巡り始めて
どんどん体内磁石が喪失していく感覚に包まれる(笑)。
「え、いったいここはどこなんだ?」
まぁわたしに残るの渋谷の街空間記憶の「かけら」が発見できない。
建物と空間、通路の配置などがまったくかけらもない。
やむなく「あの、ハチ公どこ?」とやさしそうなお姉さんに声かけ。
「地方から来た無害そうなおじさん」ということで笑いながら教えてくれる。
まぁなんとかたどりついてすっかり萎縮したハチ公前で会うことができた。
「おお、元気だったか」

ハチ公前広場もいたるところテント囲い状態で迷路になっている。
わたしとしてはグランドレベルでの移動に最適化された体内磁石なのですが、
そもそも1階グランドレベルと地階レベル、さらに2階レベルで
街自体の基本アクセス導線ラインが新たに形成中のようです。
たくさんの高層ビルが駅の敷地に接合して再開発されているので、
いまや渋谷は過去とは無関係な、あらたなガラス街区に変貌してしまった。
人間の体内方向磁石はこれまでのコンクリートから鉄とガラスに
主役が大きく変わっていくのかも知れない。
オフィス環境もまったくガラス主体の建築であって、まるでスケスケ。
おいおい夏の日射はどう対応するんだと心配させられる。
凶暴に冷房コントロールするしかないけれど、
そうすると電気エネルギー消費はいったいどうなるんだ、と。
いわゆる建築の概念が消されているような空間性だとも思いました。
コンクリート主体であればまだ構造的「とっかかり」があるけれど、
ガラスには「思い入れ」を受け止める「素材感」がまったくない。

駅を一歩離れれば、主要道路周辺には旧渋谷の街の空間残滓もある。
そういえば、きょうも渋谷で面会予定があるのですが、
この空間環境に慣れるしかないのでしょうね。
ここまでの駅市街の大変化はたぶんニッポン初かも知れませんね。
しかし街という概念とはなんなのかと、不思議な気持ちにもさせられる。
そういえばビルの中で「あれがGoogle日本支社ですよ」というコトバ。
ランドマークはそういうものに変わっていくのかも・・・。
あ、誌面が尽きてGDPまで進まなかった(笑)。今度また。

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